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【スポーツ】

「武骨な力士」理想色濃く 大関貴景勝、誕生 

大関昇進の伝達式を終え、会見する貴景勝。右は千賀ノ浦親方=27日午前、大阪市内で

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 大相撲で二十七日に大関昇進が正式に決まった貴景勝。「武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず」。平成の最後に誕生した新大関は、伝達式での短い口上で自身の生き方や決意を示した。 (海老名徳馬)

 使者を待つ間は笑みも浮かべていた貴景勝だが、伝達式、記念撮影、会見の間はいつもの引き締まった表情を見せた。力士は人前で笑う必要がないというのが普段からの考え。「小さいころから自分を築き上げてきた」という言葉を使った口上にも、力士としての理想が色濃くにじんだ。

 「日頃から勝っておごらず、負けて腐らずと意識してきた。武士道から習得した言葉でもあり、義理人情や受けた恩は必ず返すという、男らしい人間でありたい」。志すのは古くから受け継がれてきた武骨な力士像。「武士道精神を重んじ」という一節に思いを込めた。

 続けて口上に盛り込んだ「感謝と思いやり」は、大相撲への入門まで過ごした埼玉栄高相撲部の部訓だという。「いろいろな人に支えられて来た。感謝の気持ちを忘れたらだめ」。節目の言葉に、これまでに学んできた謙虚さを大切にする思いも盛り込んだ。

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◆貴景勝 一問一答

 −今の気持ちは。

 「小さい頃からの夢でもあったし、まずは一つ目標が達成できてうれしい気持ち」

 −スピード昇進だ。

 「あまり記録やスピードは意識したことがないけど、毎場所、力を出し切るというのは思っている」

 −大関の地位をどう感じているか。

 「これから横綱、大関の先輩方に教わる部分が多いと思う。勉強させていただきたいし、引っ張っていけるような存在でもありたい」

 −迎え撃つ立場に。

 「今まで通り、自分が挑んでいくという気持ちを忘れなければ関係ない。向かっていく気持ちを忘れたら駄目になる」

 −どんな大関になりたいか。

 「次の番付を目指す。どんな大関かではなく、もう一つ上がある。上を目指して立ち向かっていきたい」

 

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