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【スポーツ】

田中が初白星 日本人最多、4度目開幕投手

オリオールズとの開幕戦に先発し、今季初勝利を挙げたヤンキース・田中=ニューヨークで(共同)

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 【ニューヨーク=共同】米大リーグは28日、全30球団が各地で一斉に米国での初戦を迎え、ヤンキースの田中がニューヨークで行われたオリオールズ戦で野茂を超える日本投手最多4度目の開幕投手を務め、5回2/3を6安打2失点(自責点1)で5三振を奪って勝ち投手になった。自身初の開幕戦勝利で、試合は7−2だった。

 大リーグは20日に日本で開幕していた。レギュラーシーズンが本格化し、日本勢はマリナーズの菊池が29日(日本時間30日)に米国で初登板する。カブスのダルビッシュとドジャースの前田は30日に先発で今季初登板に臨む。

◆スタジアム総立ち 「成長見せられた」

 寒さの残るヤンキースタジアムが熱気に包まれた。六回2死で降板した田中に観客は総立ちで拍手を送った。日本投手で最多となる4度目の開幕戦で初白星。「一つ成長した姿を見せられた。いろいろなことがあって、それを自分の糧にしてやれてきたからこそだと思う」と悦に入った。

 「ストライクを確実に取れる球がなかった」という言葉とは裏腹に、テンポ良くアウトを重ねた。変化球を低めに集め、高めの直球で誘う。自責点は中堅手が目測を誤った適時二塁打の1点のみで、無四球の好投だった。「何より一番大きかったのは一回の先取点。あれですごく楽になった」

 引退したイチロー元選手の言葉が頭に残っている。ヤンキースと契約合意した際に「(球団が)どんなオファーを提示したか、ということよりもこのオファーを受けたことへの覚悟と自信に敬意が払われるべきだろう」とのコメントを目にした。あれから5年。毎年12勝以上を挙げて確たる地位を築いた。「全て分かった上で、そういうこと言っていたんだなと思う」と、先輩への敬意と感謝の念を示した。

 第二子の出産を6月に控え、29日が誕生日の妻里田まいさんも客席で勇姿を見守った。田中は「良かったです」と照れくさそうだった。 (ニューヨーク・共同)

 

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