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【スポーツ】

瀬戸、不満顔の世界切符 女子50背、酒井制す 競泳日本選手権

男子200メートルバタフライで優勝した瀬戸大也=東京辰巳国際水泳場で

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 世界選手権(7月・韓国)代表選考会を兼ねた日本選手権第4日は5日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートルバタフライは瀬戸大也(ANA)が派遣標準記録を突破する1分54秒44で3年ぶり4度目の優勝を果たし、代表に決まった。リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(まさと=セイコー)は4位、前回優勝の幌村(ほろむら)尚(早大)は3位で、ともにこの種目の代表入りを逃した。

 女子50メートル背泳ぎは酒井夏海(スウィン美園)が28秒18で制し、男子800メートル自由形は平井彬嗣(あやつぐ=郵船ロジスティクス)が7分55秒85で勝ったが、いずれも派遣標準記録は切れなかった。

◆200バタV「前半びびった」自己新逃す

 大会3日目を終えた時点で、世界選手権への派遣標準記録を突破して代表に内定した選手はわずか3人。低調な流れを変えるために、瀬戸は自らに「自己ベストを更新して、みんなも行けるぞって良い流れをつくる」と課題を課していた。それだけに、200メートルバタフライで派遣記録を突破しての優勝にも表情はさえない。ベスト記録には0秒41届かなかった。

 レースは150メートルを2番手で折り返すと、失速していくライバルたちを尻目に、悠然とトップに立った。さすがの後半の強さ。だが、ベスト記録に及ばなかった要因も、このレース展開に潜んでいた。

 「びびって前半からいけなかった」と瀬戸は明かす。昨年12月には短水路の世界選手権で世界新記録をマーク。ただ、50メートルプールの長水路とその半分の短水路では、最後にターンしてゴールするまでの体のきつさは、比べものにならないという。前半から飛ばして後半に失速するのを恐れるあまり、積極性を欠いた。

 1時間ほど後。疲れを見せることなく、200メートル個人メドレーの準決勝を全体1位のタイムで泳いだ。重苦しい雰囲気がいまだ続く大会。「このイメージを払拭(ふっしょく)できるような泳ぎを」。6日の決勝で、今度こそ実現してみせる。 (多園尚樹)

 

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