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【スポーツ】

ウッズ、円熟の復活 メジャー11年ぶり制覇 マスターズ

最終ラウンド、2番でティーショットを放つタイガー・ウッズ=オーガスタ・ナショナルGCで(ゲッティ・共同)

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 【オーガスタ(米ジョージア州)=共同】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは14日、当地のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、2位で出たタイガー・ウッズ(米国)が6バーディー、4ボギーの70で回り通算13アンダー、275で2005年以来5度目の大会制覇を果たした。

 15番のバーディーで単独トップに立ち、16番でも伸ばして逃げ切った。

 メジャー制覇は11年ぶり。通算18勝のジャック・ニクラウス(米国)に次ぐ歴代2位のメジャー優勝回数を15とした。43歳3カ月でのマスターズ制覇は、1986年に46歳2カ月で大会6勝目を挙げたニクラウスに次ぐ年長優勝。米ツアーでは通算81勝となった。歴代最多はサム・スニード(米国)の82勝。優勝賞金207万ドル(約2億3180万円)を獲得した。

 ダスティン・ジョンソン、ザンダー・シャウフェレ、ブルックス・ケプカ(以上米国)が1打差の2位。25位から出た松山英樹は3バーディー、3ボギーの72で通算3アンダーの32位だった。39位で出たアマチュアの金谷拓実(東北福祉大)は78と崩れ5オーバーの58位、50位から出た小平智は76で6オーバーの61位に終わった。悪天候が予想されたため開始時間が早められ、下位の約半数は10番から回った。

◆勝負どころで集中、逆転

 大観衆の熱気の全てが18番グリーンに集まった。短いパットを沈めたウッズが雄たけびをあげ、両手を突き上げた。忘れかけていたメジャー優勝の喜び。かつて無敵を誇ったスターが「うそみたい。これ以上ないドラマだった」と初優勝のように興奮を隠せなかった。

 最終日に決まって着る赤いウエアが勝負どころで輝いた。首位モリナリと並んで迎えたパー5の15番。残り234ヤードから高い弾道で池を越えて2オンした。重圧に屈したように、モリナリの第3打は池に落ちた。2パットのバーディーで抜け出し、パー3の16番は1打目をピンに絡めた。このバーディーでコース中に響き渡った大歓声が、勝負ありを印象づけた。

 21歳だった1997年に今も大会最少スコアとして残る270で初優勝し、その名をとどろかせた。「前と同じようにここでいいプレーをする。僕にはとても意味のあること」としみじみと語る。強さに陰りが見え始めたのは30代前半。膝や腰に故障を抱えるようになり、近年は手術を繰り返した。2015年の米ツアーでは85をたたいたことも。1位が当たり前だった世界ランキングが4桁に落ちた時、誰が復活を想像できただろうか。

 歓喜の渦の中、愛する子供たちと抱き合った。激烈な優勝争いを「だから髪が薄くなってるんだよ」と笑い飛ばした。逆転でのメジャー制覇は自身初。円熟味を加えたツアー81勝目は、忘れられない1勝となった。 (共同)

 

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