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【スポーツ】

ウッズ勝った どん底からメジャー11年ぶり ゴルフ・マスターズ

最終ラウンド、逆転で優勝を決め、喜ぶタイガー・ウッズ=オーガスタ・ナショナルGCで(共同)

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 【オーガスタ(米ジョージア州)=共同】男子のメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは14日、当地のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、43歳のタイガー・ウッズ(米国)が6バーディー、4ボギーの70で回り通算13アンダー、275で2位から逆転し、2005年以来5度目の大会制覇を果たした。

 メジャーでは11年ぶりの通算15勝目で、18勝のジャック・ニクラウス(米国)に次ぐ歴代2位。米ツアー通算81勝となり、歴代最多のサム・スニード(米国)にあと1勝と迫った。マスターズでは46歳で6勝目を挙げたニクラウスに次ぐ年長優勝。賞金207万ドル(約2億3180万円)を獲得した。

 ダスティン・ジョンソン、ザンダー・シャウフェレ、ブルックス・ケプカ(以上米国)が1打差の2位に入った。松山英樹は25位から72で回り通算3アンダーの32位。アマチュアの金谷拓実(東北福祉大)は78と崩れ5オーバーの58位、76の小平智は6オーバーの61位だった。

      ◇

 トップを激しく争った後半、ウッズのアイアンが輝きを放った。初めて単独首位に立って迎えた16番(パー3)。グリーン右奥に落ちたティーショットは、ピンを回り込むように転がり戻って手前1メートルに止まった。続くパットを簡単に決めて栄冠へ大きく前進。喝采の中で右の拳を握った。

 直前の15番(パー5)は、残り234ヤードの第2打でグリーンを捉えてのバーディーだった。首位スタートのF・モリナリ(イタリア)は3打目がグリーン手前の水中へ。重圧につぶされた敗者は「彼は勝負どころで素晴らしいショットを打った」とウッズをたたえた。

 次々とメジャーを制した黄金期から一時は転落した。不倫騒動、度重なる腰の手術、薬物の影響下で車を運転しての逮捕…。まともに戦えない状況が続き「こういう(復活の)時が来るとは数年前は信じていなかった」。どん底からはい上がって長女、長男らと抱き合い、グリーンジャケットに袖を通すと「自分にも家族にもとても大きなこと。忘れることができないだろう」と感慨を言葉にした。

 おなじみの赤いウエアを着て、大観衆の期待に完璧に応えた。やまない「タイガーコール」の中でガッツポーズをつくった。「6カ月前から準備してこの大会に合わせてきた」。周到な準備を土台に勝負強さを取り戻し、メジャーで自身初の逆転劇。43歳のベテランは記者会見場で司会者に「お帰りなさい、と言うべきでしょうか」と迎えられ、うれしそうにはにかんだ。 (共同)

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