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【スポーツ】

東京五輪 早朝スタートのマラソン 未明に起床・食事、「時差」課題

 マラソンは男女ともに午前6時、男子50キロ競歩は最も早い午前5時半にスタート。暑さは緩和されるが、睡眠や生活リズムなど調整方法が重要になってくる。日本陸連の河野匡・長距離・マラソン・ディレクターは「選手の条件は一緒。われわれは決められた時間に合わせていくだけ。その対応を常に考えていく」と話す。

 直前には「時差」対策が必要になるだろう。マラソン選手はスタートの5〜6時間前に起床し、3〜4時間前にはエネルギー源となる炭水化物を中心にした食事をしっかりとる。午前6時スタートに当てはめると、午前0〜1時に起きて、午前2〜3時に食べ終えなくてはならない。

 河野氏は「当然、生活サイクルが早くなる。本当に午後6時ごろから眠れるのか。なかなか厳しいかもしれない。それと、いつからそのサイクルにすればいいのか。選手それぞれの対応力によって変わってくる」と頭を悩ませる。

 50キロ競歩は4時間近く歩く。今村文男五輪強化コーチは「選手の健康面を考えると、早い開始時間でいいのでは」と前向きに捉える。マラソンと違い、競歩は2キロごとに補食をとることが可能。そのため、スタートの約3時間前に起き、シリアルやゼリーなど軽い食事をとれば十分だという。

 とはいえ、早朝から力を出すためには従来とは異なる準備が不可欠。今村コーチは「普段の生活とは時差ができるので、選手の生理機能はアンバランスになると思う。万全の態勢で臨みたい」と強調した。 (森合正範)

 

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