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【スポーツ】

12歳玉井 高飛び込み初V 国内主要大会、史上最年少

男子高飛び込みで優勝した玉井陸斗

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 飛び込みの国際大会代表選考会を兼ねた日本室内選手権最終日は21日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子高飛び込みは12歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が474・25点で初優勝した。日本水連によると、国内主要大会では史上最年少の優勝。玉井は日本水連が定める世界選手権(7月・韓国)の代表選考基準をクリアしたが、国際水連の年齢制限により、世界選手権に出場できない。

 シンクロ高飛び込みの男子は村上和基(JSS白子)伊藤洸輝(JSS宝塚)組が、女子は安田舞(エリートアカデミー)金戸凜(セントラルスポーツ)組が制したが、いずれも世界選手権の選考基準に届かなかった。

 中学に進学したばかりの12歳がただ一人、世界選手権の選考基準を超えた。年齢制限で世界選手権には出られないが、鮮烈なシニアデビューを飾った玉井は「本当に1位になれるとは思っていなかった」と目を赤くした。

 身長143センチの小さな体での軽やかな回転と伸びやかな入水で、社会人や大学生の選手を上回った。3本目は予選で失敗した高難度の前宙返り4回半。「出だしから入水の角度まで、どうやったらしっかり入れるかを考えた」と成功させると、最後の後ろ宙返り2回半2回半ひねりも難なくクリア。474・25点は前回2017年世界選手権で7位相当の高得点だった。

 宝塚市出身。競技に触れたのは小学1年生。競泳を習っていたが、同じクラブで行われていた飛び込み教室に参加して「めちゃくちゃ楽しい」と夢中になった。昨夏に10メートルの高飛び込みを本格的に始めると、一足飛びで世界トップレベルの演技をこなすまでに成長。同じ所属で五輪に5度出場の寺内健が「練習の向き合い方が小学生ではなかった」と舌を巻く熱心さで日本の頂点に立った。

 2006年9月生まれで、国際水泳連盟の規定では年内に14歳となる20年東京五輪は出場資格がある。五輪代表への最初の挑戦は9月のアジアカップとなる見込み。今後の目標を問われると、玉井ははつらつと宣言した。「オリンピックに出てメダルを取ること」

  (松山義明)

メダルを手に笑顔の玉井(中)。左は2位の萩田拓馬、右は3位の大塚千誠=東京辰巳国際水泳場で

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