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【スポーツ】

桐生V 10秒10 陸上アジア選手権

男子100メートル決勝10秒10で優勝した桐生祥秀(右)=ドーハで(共同)

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 【ドーハ=共同】アジア選手権第2日は22日、ドーハで行われ、男子100メートルで桐生祥秀(日本生命)が追い風1・5メートルの決勝を10秒10で制した。日本人ではこの種目初優勝で、今大会初の金メダル。準決勝を10秒18で通過した山県亮太(セイコー)は右太もも裏の違和感のため決勝を棄権した。ラル・ムハンマド・ゾーリ(インドネシア)が10秒13で2位。

 女子走り幅跳びの高良彩花(筑波大)は6メートル16で銀メダルを獲得。同ハンマー投げの渡辺茜(丸和運輸機関)は63メートル54、男子やり投げの新井涼平(スズキ浜松AC)は81メートル93で3位に入った。

 女子400メートル障害の宇都宮絵莉(長谷川体育施設)は57秒38で4位。男子400メートルのウォルシュ・ジュリアン(富士通)と同400メートル障害の安部孝駿(ヤマダ電機)は5位、同三段跳びの山本凌雅(JAL)は7位だった。

 男子走り高跳びの戸辺直人(JAL)と衛藤昂(味の素AGF)は決勝進出。女子100メートルの福島千里(セイコー)は準決勝で敗退した。男子十種競技は前半5種目を終え中村明彦(スズキ浜松AC)が首位に立った。

◆0秒03差制し「今年は違う」

 これまで勝負強くはなかった男子100メートルの日本記録保持者が、一皮むけつつある。決勝の桐生は頭を突き出すようにフィニッシュし、0秒03差の接戦を制した。日本代表として個人種目初のタイトルを手にし「今年は違う。一番になれて良かった」と声を弾ませた。

 前半の加速は「準決勝よりも良くなかった」とややもたついた。だが、リードを許しても冷静だった。力んで肩が上がる悪癖を抑え、ぐんぐんと伸びて終盤にゾーリを逆転。9秒94の自己記録を持つフィッシャー(バーレーン)ら強敵に先着して日本に今大会初の金メダルをもたらし「焦らずにいけたのが収穫」と笑顔で胸を張った。

 タイム差なしだった今季初戦に続き、2戦連続で競り勝った。「自分に集中できているのが大きい。(これまでは)口では言ってたが、うまく実践できていなかった」。レース中、ライバルの走りに左右されることが少なくなっているという。

 大舞台の個人種目では近年、ことごとく不本意な走りが続いていたが、今秋の世界選手権が行われる競技場で強さを見せた。「成長できている」。23歳のスプリンターが自信を深める、アジアのタイトルだった。 (共同)

 

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