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【スポーツ】

小出義雄さん死去 80歳 高橋、有森さん育成

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 シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(中日新聞社=東京新聞=客員)、バルセロナ、アトランタ両五輪のマラソンでメダルを獲得した有森裕子さんら名ランナーを育てた陸上指導者の小出義雄(こいでよしお)さんが死去した。八十歳。千葉県佐倉市生まれ。 

 千葉県立山武農業高から順天堂大に進み、箱根駅伝に三度出場。卒業後は千葉県の市立船橋高などで陸上を指導した。一九八八年にリクルートの監督に就任し、女子長距離界の名監督として、有森さんや九七年世界選手権のマラソンを制した鈴木博美さんらを育てた。

 九七年には高橋さんらと積水化学に移籍。二〇〇〇年シドニー五輪に向けて、世界でも前例がなかった標高三千五百メートルの「超高地トレーニング」を敢行するなど、独自のノウハウで高橋さんを金メダルに導いた。

 選手の性格を的確に分析して練習メニューを組み、長所を徹底的にほめて意欲を引き出すすべにもたけていた。〇二年限りで積水化学を退社した後は、故郷で設立した佐倉アスリート倶楽部(AC)や、実業団のユニバーサルエンターテインメントで指導していたが、ここ数年は入退院を繰り返して現場に出る数も少なくなっていた。

 本紙では二〇一五年に自らの半生をつづった連載「この道」を執筆。連載をまとめた『ゴールへ駆けたガキ大将』を刊行した。

 

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