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【スポーツ】

伊調、復帰戦完敗 タックル「反応できず」 レスリング・アジア選手権

女子57キロ級準決勝で北朝鮮選手(右)に敗れた伊調馨=西安で(共同)

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 【西安=共同】アジア選手権第4日は26日、当地で女子5階級が行われ、五輪4連覇中で57キロ級の伊調馨(ALSOK)は3位だった。準決勝で昨年のジャカルタ・アジア大会優勝のチョン・ミョンスク(北朝鮮)に4−7で敗れたが、ベトナム選手との3位決定戦はフォール勝ちした。

 伊調は2016年リオデジャネイロ五輪以来の国際大会復帰戦だった。初戦の2回戦で厳地恩(韓国)にテクニカルフォール勝ち。続く準決勝は序盤から相手のタックル攻撃に対応できなかったが、3位決定戦では力の差を示した。

 72キロ級で17歳の鏡優翔(ゆうか=東京・帝京高)は決勝で韓国選手を下して優勝。昨年の世界選手権2位で62キロ級の川井友香子(至学館大)は決勝でキルギス選手に、53キロ級で昨年の55キロ級世界女王の向田真優(至学館大)も決勝で北朝鮮選手にともに逆転負けして準優勝。65キロ級の類家直美(至学館大)も2位だった。

◆国際戦2年8カ月ぶり

 2年8カ月ぶりの国際大会で、前人未到の五輪5連覇への歩みは険しいと再認識した。女子57キロ級の伊調は準決勝で課題の腰高を露呈し、チョン・ミョンスクのタックルを止められず完敗。ただ「腰の低さは今後の大きな課題の一つ。泥くさくても点を取りにいく必死さも足りていなかった。これからは勝ちにいく」と吹っ切れた表情で前向きに語った。

 初戦の2回戦は快勝したが、相手の頭が当たって前歯が折れるアクシデント。動きを修正して迎えた準決勝の開始約30秒だ。組み際の鋭い両脚タックルをまともに食らって2点を失うと、1分半すぎには片脚タックルから体を回されるローリングで続けて失点。反撃も及ばず4−7で屈した。3位決定戦は格下を圧倒してフォール勝ちで締めたが、昨年世界女王の栄寧寧(中国)との対決は実現しなかった。

 昨年12月の全日本選手権で復活優勝を遂げた後は、両足首痛の影響で練習量を減らさざるを得なかった。海外での自らの実力を測る試金石と位置づけた闘いを終え「昔は強かったんでしょうね。今はどんな相手にも対応しないと」とスタイルを変える必要性を感じた。

 栄光への道はまだ途上。「今まではレスリングができる“幸せぼけ”だったかも。こんなもんじゃないです」と苦杯を糧にして出直す。 (共同)

 

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