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【スポーツ】

伊藤・早田組 48年ぶり銀 卓球・世界選手権 女子複

女子ダブルス決勝で中国選手(奥中央)に敗れた伊藤(左)、早田組=ブダペストで(内山田正夫撮影)

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 【ブダペスト=共同】世界選手権個人戦第7日は27日、当地で行われ、日本勢対決となった女子ダブルス準決勝は前回銅メダルで第1シードの伊藤美誠(スターツ)早田ひな(日本生命)組が第3シードの佐藤瞳、橋本帆乃香組(ミキハウス)に4−2で逆転勝ちし、決勝に進んだ。この種目の日本人ペアでの決勝進出は、1971年大会以来48年ぶり。

 3位決定戦がないため、佐藤、橋本組は銅メダルを獲得。第2シードの孫穎莎、王曼〓組は陳夢、朱雨玲組との中国勢対決を4−3で制した。

      ◇

 【ブダペスト=共同】世界選手権個人戦最終日は28日、当地で行われ、女子ダブルス決勝は前回銅メダルで第1シードの伊藤美誠(スターツ)早田ひな(日本生命)組が第2シードの孫穎莎、王曼〓組(中国)に2−4で逆転負けした。

 日本人同士のペアでは1971年大会の平野美恵子、阪本礼子組以来、48年ぶりの銀メダルを獲得した。

 伊藤、早田組は67年大会の森沢幸子、広田佐枝子組以来、52年ぶりの金メダルを目指したが、2−0から4ゲームを連取された。

 男子シングルス決勝は2016年リオデジャネイロ五輪覇者で30歳の馬竜(中国)が第16シードのマティアス・ファルク(スウェーデン)を4−1で退け、3大会連続3度目の頂点に立った。中国勢は男女のシングルス、ダブルス、混合ダブルスの全5種目を制覇した。

 今大会、日本勢は男女シングルスでメダルなしに終わった。女子と混合のダブルスで計3個のメダル(銀2、銅1)を獲得した。

◆18歳ペア 頂点目前、中国崩せず

 女子ダブルス決勝の第5ゲームの9−9。「サーブでエースを取ったかなと思った」と早田が確信したように、ゲームポイントを握れたと思われた。だが、ネットに触れたとして打ち直しの判定が決まる。場内からはブーイングが起き、異様な雰囲気になる中、タイムアウトを取って伊藤と立て直そうとした。

 ここから中国の次代を担う同年代の相手ペアに息を吹き返された。早田は「相手も思い切ってやってきて、戦術を変えてきたのがうまかった」。打ち直しのサーブからの展開で9−10になり、いったんは10−10とジュースに持ち込んだが、2連続で得点を失った。第6ゲームは後手に回り、「最後は完ぺきに相手が上回っていた」と伊藤。8−11と逃げ切られた。

 ダブルスの世界ランキングは1位をキープ。同学年の2人で世界を転戦しながら、ペアとしての戦術の幅を広げてきた。「いろいろな展開をつくれるようになった」と伊藤が手応えを感じるように多彩な攻めを生かし、決勝まで進んできた。日本選手同士のペアとして52年ぶりの頂点は目の前だった。

 結成4カ月だった2年前の前回大会では銅メダルを獲得した。今回は銀メダル。世界一をかけた大一番での敗戦に、伊藤はしぼり出した。「勝ちきれないところは伸びしろがあると思ったけど、今ここで勝たないとだめだなと痛感した」。ここで感じた未熟さは前進の証しでもある。切磋琢磨(せっさたくま)してきた18歳の2人は歩みを止めない。 (ブダペスト・磯部旭弘)

※〓は、日の下に立

 

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