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【スポーツ】

DeNA連敗ストップ 15年目石川 千金2年ぶり弾

◇DeNA5−3巨人

 DeNAが連敗を10で止めた。2−3の八回に大和の中前適時打で追い付き、石川の2年ぶりの本塁打で2点を勝ち越した。2番手の国吉が2回無失点で2勝目。山崎が最後を締めて3セーブ目。巨人は4安打に抑え込まれた。

 直前の同点劇にファンが沸き立つ中、打席に立つDeNAの石川は冷静だった。八回2死一塁。「一、二塁間に強い打球を打とう」。初球。宮国が投じた甘い直球を捉える。「たまたま上がってくれた」という打球は勝ち越しの右越え2ラン。10連敗という長いトンネルからチームを光の差す場所へと導いたのは、生え抜きの32歳だった。

 15年目の今季、キャンプから2軍スタートだった。それでも「自分のやることをしっかりやっていれば、呼ばれたときに結果は出ると信じていた」。若手とともに汗を流し、28日の2軍戦では本塁打を放つなど状態を上げていた。

 昇格の知らせを受けたのは、その帰りの電車内でのこと。一夜明け、迎えたこの日。「2番・二塁」で先発すると、1軍では2季ぶりとなる一発を含む3安打。今季初出場で大きな存在感を示し、「ちょっと出来過ぎ」と笑った。

 試合後、何度も強調したのは「つなぐ意識」だった。1点を追いかけていた八回は先頭の宮崎が四球で出塁し、犠打、進塁打で走者を三塁まで進め、大和の同点打を呼び込んだ。「みんながつないでくれた。何とか流れを変えたかった」と石川。大型連敗中、チームに足りなかったものを取り戻し、ベテランが一振りで決めた。

 14日を最後に遠ざかっていた白星を手にし、勢いづけるか。「必死に戦っていく」。かつての主将の言葉は力強かった。 (中川耕平)

 

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