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【スポーツ】

新時代の若竜・伊藤康 好守19歳、ピンチ救う

1回巨人1死一、二塁、石川のフェンス直撃打に飛びつき、送球する中日の左翼手伊藤康=東京ドームで

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◇中日3−1巨人

 中日は1点を失った直後の二回、福田の3ランで逆転し、最後までリードを守り切った。大野雄が尻上がりに調子を上げ、7回1失点。八回をロドリゲス、九回を鈴木博が抑えた。巨人は一回の1点だけで、投手陣を援護できなかった。

 ◇ 

 鋭いライナーが左翼フェンスを直撃。だが跳ね返ったボールはグラウンドに転がらず、跳び上がって差し出したプロ初出場の伊藤康のグラブに収まった。フェンスに体を打ち付けたが、すぐ立ち上がり二塁へ送球。直接捕球したと判断した一塁走者の岡本を封殺し、二塁走者のビヤヌエバには本塁を狙わせなかった。

 一回。1点を先制され、なお1死一、二塁のピンチ。長打になりかねない打球を「レフトゴロ」にしたプレーがなければ、試合は壊れていたかもしれない。「攻めの気持ちで捕りにいけた。走者が打球を捕ったと間違ってくれたので運が良かった」

 愛知・中京大中京高から入団した2年目。25日の広島戦からベンチ入りし、出番を渇望していた。今季、21試合に出場したウエスタン・リーグでは打率1割7分3厘。結果が出ていたわけではないが、工藤外野守備走塁コーチは活躍を見越していた。「若いので勢いをチームにもたらしてくれる。あいつならやってくれるという信頼があった」

 この日は1番打者で先発に名を連ねると、試合開始直後にプロ初打席で初安打。「ストライクはどんどん振っていく」。そして守備でも好プレー。首脳陣の思惑通り、チームは活気づき、平成の最後に勝率を5割に戻した。

 伊藤康は「いい日に打てた。これからも若さを出していきたい」。現在の1軍登録選手でチーム最年少の19歳。新時代を担う覚悟だ。 (山内晴信)

 

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