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【スポーツ】

宮本復活V「夢みたい」 苦難乗り越え2年ぶりツアー制覇

優勝し、家族と抱き合う宮本勝昌=名古屋GC和合で

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 ◇中日クラウンズ最終日(5日・愛知県名古屋GC和合=6557ヤード、パー70)

 1打差の2位から出た宮本勝昌が6バーディー(3ボギー、1ダブルボギー)の69で回り、通算9アンダーの271で2年ぶりのツアー制覇を決めた。通算12勝目。優勝賞金2400万円を獲得した。

 66をマークした昨年の賞金王、今平周吾が1打差の2位。さらに1打差の3位にマシュー・グリフィン(オーストラリア)らが入った。

 最後まで優勝を争った貞方章男は片山晋呉らとともに通算6アンダーの5位。

 アマチュアの金谷拓実(東北福祉大)は14位となった。

    ◇

 18番、宮本の10メートルのウイニングパット。フックからスライスへと変わる難解なラインを転がったボールは、カップの縁で止まりかけながらも吸い込まれた。「夢みたい。ガッツポーズも出なかった。プロゴルファーとして失格」と冗談めかして笑った。

 首位と1打差で迎えた最終日。「スコアを一つ伸ばそう」と定めた。1番でいきなり3パットのダブルボギー。出だしの3ホールで流れに乗る計画は早々に崩れたが、フェアウエーをキープし、グリーンのエッジから1ヤードを狙って真ん中に乗せる基本を徹底した。

 5番はピンまで106ヤードから1・5メートルに寄せ、9番もラフからピンまで1メートルにつけて、いずれもバーディー。ボギーをたたいた直後もセオリー通りの攻めを貫いた。

 昨季は苦難の連続だった。昨年6月、眼球の神経に障害が出る「フィッシャー症候群」を患い、歩くことすらできなかった。ツアーに復帰後も予選落ちが続き、2000年以来守り続けてきたシードを失った。オフには師事する芹沢信雄に飛距離が出なくなったと相談。小さくなっていたスイングを指摘され、課された1日100本のアプローチ練習にも取り組んだ。18番で師匠の姿を目にした時は「泣きそうだった」という。

 ツアー12勝目。「一番うれしい優勝かも」。ベテランが復活の一歩をしるした。 (永井響太)

◆今平1打差2位「しょうがない」

 今平は惜しくも1打差の2位だった。通算8アンダーで先に競技を終了。プレーオフに備えて準備したが、18番で優勝が決まり「入れられたらしょうがない」と話した。

 17番でスコアを伸ばして一時は首位に立ったが、18番は「僕が打つときに変わった感じ」と風の変化に対応できずボギーとなった。

 

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