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【スポーツ】

北口、やり投げ日本新でV 五輪の参加標準記録突破

女子やり投げ 64メートル36の日本新記録をマークして優勝した北口榛花=ヤンマースタジアム長居で

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◇木南道孝記念

 木南道孝記念は6日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、女子やり投げで21歳の北口榛花(はるか=日大)が5投目に64メートル36の日本新記録を投げて優勝した。従来の記録は、2015年に海老原有希がマークした63メートル80。北口は20年東京五輪と今秋の世界選手権(ドーハ)の参加標準記録をともに突破した。

 男子の100メートル決勝は追い風0・1メートルの条件下、山県亮太(セイコー)が10秒21で勝ち、多田修平(住友電工)は10秒28で2位。200メートル決勝は原翔太(スズキ浜松AC)が20秒79で制した。

◆右肘痛やコーチ不在克服

 雌伏の時を経て、女子やり投げで21歳のホープが新たな日本記録保持者となった。北口が放った5投目のやりは大きな放物線を描き、日本記録を示す赤いラインを56センチ越えた。悲願を達成し「やっと更新できた。うれしいのと、ほっとしたのと両方」とはしゃいだ。

 3投目までは60メートルに届かなかったが、4投目に2016年に出した自己ベストを2メートル20も上回る63メートル58をマーク。5投目は「体を起こし、高さを出して投げるイメージ」でやりを放つと、さらに記録を78センチ伸ばした。フィールド種目では東京五輪の参加標準記録を突破した日本勢第1号となり、跳びはねて喜んだ。

 15年世界ユース選手権女王。日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」に選ばれるなど将来を嘱望された。だが、右肘痛やコーチ不在もあって伸び悩み「精神的にやられることもあった」と言う。

 転機は冬。2月に強豪国のチェコに単身で渡り、約1カ月間、現地のコーチの指導を仰いだ。投げる際にやりを下から引くように変えるなど技術を修正、身長179センチの大きな体をスムーズに速く使えるようになった。

 まだまだ伸びしろを感じさせる大器。「世界で1番になるのが目標」と力強く話した。

 

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