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【スポーツ】

A東京 猛追かわし連覇 バスケットボールBリーグCS決勝

千葉を破って優勝し、喜ぶA東京の馬場(中央)=横浜アリーナで

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 男子Bリーグのプレーオフ、チャンピオンシップ(CS)決勝は11日、横浜アリーナで行われ、東地区3位のA東京が同1位の千葉を71−67で下し、2連覇を果たした。CSの最優秀選手賞にはA東京の馬場が輝いた。

 昨季と同じ顔合わせとなった決勝で、A東京は田中の3本を含む合計9本の3点シュートを決め、第3クオーター終了時に19点差をつけた。組織的な守備も機能し、馬場は12リバウンドを記録。第4クオーターに猛追を受けたが逃げ切った。

 レギュラーシーズン最高勝率をマークした千葉は、富樫が個人技を生かして19得点するなどチームを引っ張ったが、天皇杯全日本選手権との2冠達成はならなかった。

◆徹底マーク反撃封じる

 一発勝負の決勝。レギュラーシーズンで千葉に1勝5敗と大きく負け越しているA東京のパビチェビッチ監督は勝負手に打って出た。攻撃の中心を担う田中と馬場を同時に先発で起用。普段はプレー時間を分け合う2人だが、「主導権を握りたい」という監督の期待に応えた。

 前半、田中と馬場が起点となって攻撃のリズムを生んだ。馬場がパスカットから豪快なダンクをたたき込めば、田中も精度の高い3点シュートを3本沈めた。「千葉は勢いに乗ると危険。序盤を意識した」と田中。前半を35−33で折り返した。

 後半は球際で強さを発揮した。リバウンドから速攻につなげ、田中がファウルを誘いながらシュートを沈めるなど第3クオーターで19点リード。第4クオーターに千葉の猛攻に遭ったが、最後は馬場が相手司令塔の富樫を徹底マークし、反撃を断った。

 昨季の王者も今季は東地区3位にとどまった。田中は「苦しいシーズンだったが、リーグで一番タフなチームになれた」と胸を張った。

 堅守をベースとした積極的なスタイルは、連覇を果たして成熟度を増したように見えるが、選手は通過点と考える。馬場は「ここが始まり。満足せずに3連覇を目指していきたい」と進化を誓った。 (平井良信)

◆今年も負けた…強豪千葉届かぬリーグ頂点

 試合終了直後、千葉の富樫はコートに座り込み、うつろな表情でA東京の歓喜の輪を眺めた。頭をよぎるのは「今年も勝てなかったか」という思い。昨季と同じ会場で同じ対戦相手に、悲願の初優勝を阻まれた。

 第3クオーターに19点もの大差をつけられ、苦境に立たされた。それでも富樫が「誰も諦めていなかった」という第4クオーターは、富樫の2連続の3点シュートなどで猛追。残り30秒を切って2点差まで詰めたが、わずかに及ばなかった。

 天皇杯全日本選手権で3連覇した今季は、レギュラーシーズンで52勝8敗と圧倒的な勝率をマーク。富樫は記者会見では「リーグでベストのチームだと胸を張って言える」とすっきりとした表情を浮かべ、来季の戴冠を期した。

初優勝を逃しぼうぜんとする富樫(手前)ら千葉の選手

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