東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

FC東京・久保建 勝利導く今季初G 17歳、技ありボレー

FC東京−磐田 後半39分、先制ゴールを決め喜ぶFC東京の久保(中央)=味の素スタジアムで

写真

◇明治安田J1第11節最終日

 (12日・味の素スタジアムほか=7試合)

 首位のFC東京は磐田を1−0で下し、11戦負けなしで勝ち点を27とした。17歳久保建の今季リーグ戦初ゴールが決勝点となった。名古屋は浦和に2−0で快勝して同23の2位。湘南に1−0で勝った大分も同23とした。

 川崎は4−0で清水に完勝し、5連勝で同22。広島は仙台に1−2で逆転負けして4連敗。神戸は鹿島に敗れ、6連敗となった。松本−札幌は引き分けた。

    ◇

 広い視野から放つ鋭いスルーパスや縦に仕掛けるスピード感あるドリブル。ふてぶてしささえ覚えるプレーぶりでスタジアムを沸かせたFC東京の久保建が決勝弾に喜びを爆発させた。勝利を呼ぶ今季リーグ初得点に、17歳は「思ったより遅くなったが、素直に喜びたい」。あどけなさの残る表情が少しだけ緩んだ。

 チーム公式戦3試合連続の無得点もよぎった後半39分、左CKからのこぼれ球を相手DFがクリアした浮き球のボールに反応した。ペナルティーエリアに猛進すると、ワンバウンドしたボールを左足ボレーで決めた。「コンパクトな振りを意識していた」という技ありの一撃で、チームに令和初勝利と節目となるJ1通算250勝をもたらした。

 今季は主力として安定したプレーを見せる一方、リーグ戦では無得点。周囲が得点を期待する中で「まず1点取れたのは良かった」と控えめに喜んだ。首位を走るチームにあって、試合を重ねるごとに存在感を増す若武者に相手のマークも厳しくなる。その中で「個」の力を見せつけ、少ない好機をものにした。

 チームは11戦無敗と好調を堅持するが、「今までのことは全て忘れて、また次に向けて良い準備をするだけ」と久保建。余韻に浸る間もなく、生みの苦しみを乗り越えた若き才能の視線は、もう未来へと向けられた。 (唐沢裕亮)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報