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【スポーツ】

誤審に奮起、湘南大逆転 幻のゴールにめげず後半3得点

浦和−湘南前半、杉岡のゴールが認められず、審判に抗議する湘南の選手ら=埼玉スタジアムで

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◇明治安田J1第12節第1日

(17日・川崎市等々力陸上競技場ほか=3試合)

 名古屋と川崎の上位対決は1−1で引き分けた。名古屋が勝ち点24で暫定2位、連勝が5で止まった川崎は23で同3位。前節最下位だった鳥栖は広島を1−0で破って今季初の2連勝。広島は5連敗となった。湘南は3−2で浦和に逆転勝ちした。

 最後の攻撃だった。浦和の攻めを止めた湘南が力を振り絞って持ち上がった。中央でボールを受けた山根がペナルティーエリアに持ち込み、右足を強振。ボールは浦和の阿部に当たり、急激に落ちながらゴールネットを揺らした。0−2から後半の3得点で驚異の逆転勝ち。山本主審が終了の笛を吹いたのは、その直後のことだった。

 翌週のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に備え、主力を何人も温存した浦和だったが、今季最高と言える立ち上がりで2点を先行した。しかし前半31分、試合の大きな「分岐点」が訪れる。

 中央でボールを受けた湘南の杉岡が相手をかわして放ったシュートは右ポストに当たり、左のサイドネットの内側に入った。明らかなゴールだった。しかし、山本主審も川崎副審も確認することができなかった。浦和のGK西川もボールを拾って悔しそうにセンターサークル方向に投げたが、プレーは続行。速攻となり、あわや浦和の3点目となりかねなかった。直後にプレーが途切れると、曹貴裁監督や選手らが猛抗議。だが、6分間の中断後、得点は認められずに試合は再開された。

 「選手が『もうできない』と言ったら強制はできなかった。やるかやめるかと聞いたら、選手たちは『やる』と言った」と曹監督。湘南の選手たちの強い心、反発心が生んだ奇跡の逆転劇だった。

  (大住良之=サッカージャーナリスト)

 

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