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【スポーツ】

井上尚、無敗王者も撃沈 2回TKO、IBF王座獲得

2回、エマヌエル・ロドリゲスを攻める井上尚弥。TKOで下し、決勝に進出した=グラスゴーで(共同)

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◇WBSSバンタム級<準決勝>

 【グラスゴー(英国)=共同】ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級準決勝は18日、当地で行われ、世界ボクシング協会(WBA)王者の井上尚弥(大橋)が国際ボクシング連盟(IBF)王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回1分19秒TKOで下した。

 2回に3度ダウンを奪った井上尚は戦績を18戦全勝(16KO)とした。IBF王座を獲得し、決勝でWBA同級スーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する。

   ◇

 初めて上がった欧州のリングでも、井上尚が「怪物」と呼ばれる理由を証明した。2回に3度のダウンを奪い、代名詞になりつつある早いラウンドのKOで勝負を決め「この勝ち方で決勝に進めたことをうれしく思う」と無傷の顔で涼しく言い放った。

 開始からロドリゲスが積極的に前に出たが、最初の3分で相手の力量を見定め「負けることはない」と確信した。1回を終えて「予想以上にプレッシャーをかけてきたので、勢いづかせないため」わずかに重心を下げ、2回で勝負に出た。

 まず左右の連打で機先を制すと、その約10秒後に会心の左フックで最初のダウン。さらに強烈なボディーを見舞うと、相手は膝をついて苦悶(くもん)の表情で首を横に振った。

 昨年10月に米国で試合を偵察し「ボディーが強くない」と弱点を見抜き、最後も腹に打ち込んで仕留めた。昨年の2連続1回KOに続く圧巻の内容に、ジムの大橋会長は「無敗だった王者が2回で首を振るなんて…。衝撃的だった」と驚いた。

 WBAに続きIBFの王座も手にしたが、タイトルにこだわりはない。「誰とやるかが重要。次はドネアとやることに意味がある」。決勝で世界5階級制覇した36歳のベテランに世代交代を告げられれば、その存在価値はさらに高まる。  (共同)

 

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