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【スポーツ】

栃ノ心、苦肉の変化 大関に復帰

栃ノ心(奥)がはたき込みで鶴竜を破る

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◇大相撲夏場所<14日目>

 内容ではなく結果こそに、意味があった。鶴竜をはたき込んで10勝に到達し、大関への復帰が決まった栃ノ心。前日の13日目と打って変わって笑顔が広がり「勝って良かった。乗り越えて良かった」と実感をこめた。

 鶴竜との結びの一番。立ち合いで左に変化し、相手を転がした。あっけない相撲で結果的に朝乃山の優勝を決めることに。変化すると決めたのは最後の仕切りの時といい、「なんかそうなっちゃった。悪いことしちゃった」とさすがにばつが悪そうに語った。

 13日目はいったん、自分に軍配が上がったものの物言いがつき、約6分もの協議の末、差し違えとなる悪夢のような黒星。10日目に10勝にあと1勝と迫ってから、別人のように立ち合いの鋭さが消え、3連敗を喫していた。精神的に追い詰められた末の苦肉のはたき込みだった。

 右膝に不安を抱え、場所中もたまった水を抜くなど満身創痍(そうい)の状態に大きな変化は望めない。「けがと付き合って頑張るしかない」。そう語ると表情を引き締めた。 (禰宜田功)

 

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