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【スポーツ】

新十両4人誕生 名古屋場所番付編成会議

新十両に決まった琴ノ若(左)は、佐渡ケ嶽親方(右)と、祖父琴桜の優勝額を手に記念撮影=千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で

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 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、琴鎌谷改め琴ノ若(21)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=ら新十両4人を決めた。4人の新十両が誕生したのは2014年九州場所以来の多さ。

 琴ノ若の父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)で史上10組目の親子関取となる。母方の祖父は元横綱琴桜(故人)。元高校横綱の木崎海(24)=本名木崎伸之助、沖縄県出身、木瀬部屋、新弟子検査の年齢制限を緩和した規定の適用第1号の一山本(25)=本名山本大生、北海道出身、二所ノ関部屋、元中学横綱の竜虎(20)=本名川上竜虎、熊本県出身、尾上部屋=も新十両。

 貴ノ富士(22)=本名上山剛、栃木県出身、千賀ノ浦部屋=が2場所ぶりに十両に復帰した。

◆琴ノ若、3代続け関取

 3世代にわたっての関取となった琴鎌谷改め琴ノ若は「目標である師匠と先代の師匠に追い付くためのスタートラインに立てた」と喜んだ。琴ノ若は、父で師匠の佐渡ケ嶽親方が現役の最後に名乗っていたしこ名。「この名に恥じぬようしっかり精進したい」と期待のこもったしこ名を背負う覚悟をにじませた。

 大相撲入りは「小さい頃から決めていた」。埼玉栄高で力をつけてから入門した。東幕下2枚目だった夏場所は3連勝から3連敗。昇進を「考えてしまい受け身になった」と反省した。十両の美ノ海と当たった最後の7番相撲では攻めに徹し、一方的に押し出して勝ち越した。

 下の名前も本名の将且(まさかつ)から、祖父の琴桜傑将(まさかつ)の一字をもらい傑太(まさひろ)に変えた。「生まれた時に万歳して喜んだ先代からもらえばまた力がわくし、天国で喜んでくれる」と佐渡ケ嶽親方。3世代の歴史が詰まった名前で関取としてのスタートを切る。

 祖父には小学校3年生のときに「上がったらしこ名をやる」と告げられたという。ただ佐渡ケ嶽親方は「琴桜は横綱ですから、最低大関にならなければ」と説明する。「高い位置に目標を置いてくださって良かった」と琴ノ若。父の最高位の関脇、さらに祖父のしこ名を目指す思いを明かした。 (海老名徳馬)

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