東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

38歳・藤井、チームに活 中日最年長野手が勝利の一撃

2回中日1死一、三塁、3ランを放ち、ベンチ前でポーズを決める藤井=ナゴヤドームで

写真

◇中日13−3楽天

 中日が今季最多13得点で、連敗を5で止めた。1−0の二回に藤井が1号3ラン。四回の高橋、ビシエドの連続適時打などで着実に加点した。柳は7回1失点でリーグトップに並ぶ6勝目。楽天は辛島が乱調。打線も12安打で3点だけ。

     ◇

 喜色満面の口元に緩やかなしわが浮かぶ。中日の野手最年長38歳の藤井が「こういう勝ち方ができてよかった」と声を張り上げれば、2番目に年かさの34歳の武山は「福岡で悔しい思いが続いていたからいい結果になってよかった」。そろってお立ち台に上がったベテランに導かれ、今季最多の13得点。ようやく交流戦1勝目を手にした。

 口火を切ったのは、この日1軍に合流したばかりの藤井だ。一回1死から辛島のカーブを捉えて左前打を放つと、後続の3人の四球に押し出されて難なく生還する。二回は先頭の武山が左越えの二塁打を放ったのを皮切りに、1死一、三塁で打席へ。内角の直球を迷わず振り切り、左翼席へ3ランをたたき込んだ。

 藤井は雄たけびを上げながら、ベンチの出迎えに荒々しいハイタッチで応えた。「気負いすぎないように、最低でも外野フライという気持ちで打席に入った」。求められることを冷静に見極め、好結果をたぐり寄せた。

 開幕から2軍生活。4月は打率1割台だった。それでも振り返れば「何も無駄な時間はなかった」と感じている。ウエスタン・リーグで3本塁打を放ち、徐々に調子を上げて1軍での出番を待った。

 与田監督は「藤井の能力、経験がチームに必要ということで上がってすぐ使った」と起用の意図を説明する。武山も絡んだ二回の3点を「ベテランが決めてくれて安心感があった」とかみしめた。新しい顔触れの躍進が一段落し、今度は経験豊富な年長者たちがけん引役を演じた。 (浅井貴司)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報