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【スポーツ】

火消し役、悪夢消した ピンチ再び 信じたフォーク

9回2死ロッテ一、三塁、鈴木を空振り三振に打ち取り雄たけびを上げるR・マルティネス=ZOZOマリンで

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◇中日5−4ロッテ

 中日は0−2の四回に大島、ビシエドの連続適時打と藤井の二塁打などで4点を奪った。

 ロメロは11奪三振の7回4失点で4勝目。R・マルティネスが2セーブ目。ロッテは初登板の中村稔が崩れ、九回無死二、三塁も生かせなかった。

 5点差をひっくり返された前夜の借りを粘りの投球で返した。引き締まった展開をもたらしたのは、前日にはなかった緊張感だ。

 1点差の九回、マウンドを任されたのは、敗戦投手になったばかりのR・マルティネス。2死一、三塁。嫌な記憶が頭をかすめる。一打サヨナラのピンチを招いて打席に迎えたのは、大逆転劇の殊勲者となった鈴木だった。

 フルカウントからの8球目。捕手の武山はフォークを要求した。その1球前に、同じ球種をファウルにされた。後逸が許されない場面で落ちる球を連投。右腕は「きのうと同じミスをしないように心掛けた」。制球が乱れて高めの球を痛打された前日の反省は忘れない。ただ、緊急登板を強いられたときより、いくらか冷静だった。

 フォークは見逃せばボール球になるほど低めに落ちた。鈴木のバットは空を切る。薄氷の勝利をたぐり寄せ、武山とハイタッチを交わす。武山がのけぞってしまうほど、感情があふれた。「武山さんのリードを信じた。ピンチをつくってしまったが、チームの勝利を求めて良い投球ができた」と声を弾ませた。

 期待に応えられない登板があろうと、ロドリゲス、R・マルティネスの継投が今の勝ちパターン。「間が空くと嫌なイメージがずっと残ってしまう。きのうのきょうで良かった」と与田監督。試合前には「常にうまくいくわけでない」と身に染みている自身の抑えの経験を両外国人に伝えていた。目前で逃がした勝利を今度こそつかみ取った。1勝の重みをかみしめて、本拠地へ戻る。 (荒木正親)

 

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