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【スポーツ】

40歳阿部、勝負勘健在 巨人、ソフト優勝に待った

6回巨人1死二塁、阿部が中前に適時打を放つ。投手嘉弥真=東京ドームで

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 日本生命セ・パ交流戦は22日、2位巨人が首位ソフトバンクに7−2で勝ち、優勝決定は23日以降に持ち越された。また、パ・リーグが3勝を挙げて今季通算を54勝42敗4分けとして10年連続での勝ち越しを決めた。

 23日にソフトバンクは2年ぶり8度目、巨人は5年ぶり3度目の優勝(最高勝率を含む)を懸けて直接対決に臨む。勝ったチームが優勝となり、引き分けた場合でも楽天がDeNAに勝たなければ、ソフトバンクの優勝が決まる。

◇巨人7−2ソフトバンク

 巨人が快勝した。三回に丸の適時打と岡本の2点二塁打で3点を先制。六回に阿部の適時打で加点し、七回には亀井の2点二塁打などで3点を奪った。山口は7回1失点で7勝目を挙げた。ソフトバンクは投打に精彩を欠いた。

 ◇ 

 交流戦の優勝に望みをつないだ巨人の原監督が「非常に大きかった」と振り返る。2点差に詰められ、3−1で迎えた六回に挙げた4点目のことだ。前夜は中盤の大量失点で逆転負けを喫しただけに是が非でも欲しかった追加点が、流れを大きく引き寄せた。

 先頭の丸がバットを折りながら左翼線へ落とした。左翼手は守備が不得手なデスパイネ。迷うことなく二塁を陥れる好走塁で好機でつくった。1死後、打席へ向かったのは阿部だった。対する嘉弥真は左打者キラー。だが、左横手から繰り出された初球の外角直球を難なく中前へはじき返し、丸を迎え入れた。

 「抜けて良かった」と控えめに喜んだ阿部を、指揮官は「見事に良い仕事をした」。21日は「6番・一塁」で今季、本拠地では初の先発出場。先制打を含む3安打と存在感を示すと、試合後に監督室に呼ばれ、2戦連続でのスタメン起用を伝えられた。

 40歳の今の主戦場は勝負どころでの代打。監督は体調を気遣ったが、阿部は「元気です。大丈夫です」と言い切った。大勝への流れをつくったこの日の一打が、自ら発した言葉を実証してみせた。

 今カードの勝敗を五分に戻し、23日の最終戦で勝ったチームが交流戦の優勝となる。「チームとしての技、力の見せどころ」と原監督。エース菅野に先発マウンドを託し、白星をつかみ取りにいく。 (中川耕平)

 

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