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【スポーツ】

17歳橋本・神本、初代表 世界切符 白井は逃す

男子つり輪決勝5位になった神本雄也の演技

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 世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表最終選考会の全日本種目別選手権最終日は23日、群馬県の高崎アリーナで決勝が行われ、男子はあん馬で3位に入った17歳の橋本大輝(千葉・市船橋高)と2014年仁川アジア大会3冠の神本雄也(コナミスポーツ)が初代表に決まった。白井健三(日体大大学院)が落選し、16年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルメンバーが入れなかった。女子は松村朱里(ジム・ネット教室)が初の代表。

世界選手権男子日本代表に選ばれた(左から)谷川翔、谷川航、萱和磨、橋本大輝、神本雄也=高崎アリーナで

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 代表は男女ともに5人。男子は既に決まっていた谷川翔(順大)谷川航、萱和磨(ともにセントラルスポーツ)と団体総合に臨む場合に日本のチーム得点が高くなることなどを考慮し、残り2人を選出。橋本は13、14年の白井以来の高校生代表となり、床運動で3位だった白井は17歳で初出場した13年以降続いた代表入りが5大会で途切れた。

 女子は寺本明日香(ミキハウス)畠田瞳(セントラルスポーツ)杉原愛子(武庫川女大)梶田凪(中京大)を合わせ、20年東京五輪の団体総合の切符を目指す陣容が決まった。代表入りを逃した村上茉愛(日体ク)は跳馬で優勝した。

◆魅せた美しいあん馬

男子あん馬決勝3位になった橋本大輝の演技

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 高校生で世界選手権の男子代表に入ったのは、白井に次いで2人目。だが、持ち味は大きく違う。床の圧倒的な高難度で世界に躍り出た白井に対し、橋本の武器はあん馬の旋回に代表される美しい演技。この日もそれを発揮して代表切符を引き寄せ、「(世界への)スタートラインに立てた」と喜びをかみしめた。

 あん馬の決勝。この種目のスペシャリストたちに一歩もひけをとらなかった。序盤の閉脚旋回は正確な軌道を描き、あん馬上の移動や開脚旋回への切り替えもよどみない。難度を示すDスコア(演技価値点)は5・900点と低かったが、出来栄えを評価するEスコア(実施点)はトップの8・500点をマークした。

 あん馬に加え、今の代表で比較的手薄な跳馬、鉄棒で力を出せることも代表入りにつながった。水鳥寿思男子強化本部長は早くから素質に注目し、この冬の合宿に特例で呼んで「世界選手権を目指してほしい」と激励するほど高く評価していた。

 千葉県成田市出身。一つ夢をかなえた17歳の高校3年生に、はしゃぐ様子は見られない。「まだDスコアが低い。Eスコアも世界で評価されるとは限らない」。来年の東京五輪まで見据えて、自らに高いハードルを課している。 (佐藤航)

 

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