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【スポーツ】

男子100、9秒台対決 桐生vsサニブラウン あすから日本選手権

セイコー・ゴールデングランプリ大阪の男子100メートルで、10秒01をマークした桐生祥秀=5月、ヤンマースタジアム長居で

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 陸上の世界選手権(9〜10月・ドーハ)代表選考会を兼ねた日本選手権が27〜30日に福岡市の博多の森陸上競技場で行われる。注目は男子100メートル。日本記録の9秒97を樹立したサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)と9秒98の前日本記録保持者、桐生祥秀(日本生命)の9秒台対決が実現する。 (森合正範)

◆「9秒97」サニブラウン 大躍進 みなぎる自信

 主役となるのは20歳のサニブラウン。5月から追い風参考を含む3度の9秒台を刻み、大きく成長を遂げた。2年ぶりとなる日本選手権へ向け、「日本で走るのは楽しみ。やることをやればおのずと勝利もタイムも見えてくる」と自信がみなぎる。

 今季はこれまで苦手だったスタートを改善。1月から立て続けに60メートルの室内大会に出場し、3月には日本記録に並ぶ6秒54をマークした。

 序盤からスピードが上がるようになり、「スタートから中盤にかけて加速の形はまずまず満足」。9秒97をたたき出した今月7日の全米大学選手権決勝では得意の終盤にストライドが乱れた。

 「一つのミスで(結果に)違いが出る。100メートルは一番集中しないといけない」と気を引き締める。

 大舞台でも強く、2017年の日本選手権では当時の自己記録10秒05で優勝。「今回はチャレンジャーではなく、追いかけられる立場。優勝しないと世界で通用しないと思っている」と風格が漂う。

◆「9秒98」桐生 5年ぶり日本一狙う

 好調なのは23歳の桐生も同じ。今月2日の布勢スプリントで10秒04、10秒05を刻むなど、今季既に10秒0台を4度マーク。「手応えはあるけど、もう一段階上がっていない。しっかりライバルがいる中で優勝して世界選手権の内定をもらいたい」と5年ぶりの日本最速を狙う。

 メンタル面を強化し、課題の競り合いでも強くなった。これまでは接戦になると、動きが硬くなり、本来の走りが崩れてしまった。しかし、今季は持ち味の爆発力で中盤から抜けだすと、終盤になっても自分の走りに集中。4月のアジア選手権を制し、速さだけでなく強さも示している。

 日本選手権には苦い思い出が多い。2015年は故障で欠場。16年3位、17年4位、18年3位。だが、今季は違う。安定した記録と強い精神力をみせている。

 指導する土江寛裕コーチは「桐生が力を出せば(サニブラウンと)面白いレースになる。今回は9秒台の勝負になる」。史上初の9秒台決着を見据えている。

◇男子100メートル 主な出場選手と記録

 選 手   記 録  年

サニブラウン 9秒97 2019

桐生 祥秀  9秒98 2017

小池 祐貴  10秒04 2019

多田 修平  10秒07 2017

飯塚 翔太  10秒08 2017

ケンブリッジ飛鳥 10秒08 2017

 

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