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【スポーツ】

ひのき舞台 もうすぐ 新国立競技場11月末完成【動画あり】

報道陣に公開された新国立競技場の建設現場=いずれも3日午前、東京都新宿区で(戸田泰雅撮影)

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの開幕まで一年余りとなった三日、メインスタジアムとなる建設中の新国立競技場(東京都新宿区)が報道陣に公開された。設計変更など紆余曲折(うよきょくせつ)を経た競技場も、最難関の屋根工事が終わり、最終段階。運営する日本スポーツ振興センター(JSC)は、十一月末の完成を見込んでいる。 

 競技場は、隈(くま)研吾氏が「杜(もり)のスタジアム」をコンセプトにデザインした。開会・閉会式や陸上競技の舞台となる。特徴的な国産木材と鉄骨を組み合わせた屋根工事は、五月に完了した。

 三層のスタンドは、「森の木漏れ日」をイメージし、茶、深緑、黄緑、グレー、白の五色の座席をモザイクのように並べた。六万席のうち七割が設置済み。

 暑さ対策では、観客席に風を送る筒状の装置「気流創出ファン」がコンコースにつるされた。全百八十五台の設置が終了している。

 現在は作業員二千四百人体制で、内装の仕上げや芝生張り、トラックの整備などが進められている。JSCの担当者は「工事は順調。九割できている」とし、十二月二十一日にオープニングイベントを開催すると発表した。最初のスポーツ大会は来年元日のサッカー天皇杯決勝となる。

 建設を巡っては一五年、ザハ・ハディド氏による旧案の工費が予定の約二倍の二千七百億円に膨らみ、批判を受けて白紙撤回。千五百五十億円の現案となり、一六年十二月に着工し、急ピッチで作業が進められてきた。今年五月、国際建設林業労働組合連盟から「二十六日間連続で勤務する労働者がいる」などとして過酷な労働環境を指摘されたが、JSCは、過重労働は「実態はなかった」と結論づけた。また、工費は予算通りに収まるとしている。 (原田遼)

暑さ対策のため設置された気流創出ファン

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