東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

成田が日本記録更新 ジャパンパラ・走り高跳び

男子走り高跳び(下肢障害) 1メートル86をクリアする成田緑夢=岐阜長良川競技場で

写真

 障害者陸上のジャパンパラ大会第1日は20日、岐阜長良川競技場で行われ、男子走り高跳び(下肢障害T44)で成田緑夢(ぐりむ=フリー)が自身の日本記録を2センチ更新する1メートル86を跳んだ。

 女子走り幅跳び(視覚障害T11)は高田千明(ほけんの窓口)が4メートル60の日本新記録で制し、同400メートル(視覚障害T13)は佐々木真菜(東邦銀行)が58秒08の日本新記録を樹立した。高田と佐々木は、日本パラ陸連が定めた世界選手権(11月・ドバイ)の派遣設定記録を突破した。

 車いすT52の佐藤友祈(ともき=WORLD−AC)は男子400メートルを59秒16で制し、出場1人の1500メートルは3分44秒03で走ったが、自身が持つ両種目の世界記録には及ばなかった。

◆スノボから転向1年 月200本ノルマで飛躍

 バーを鮮やかに跳び越えた瞬間、成田は両手でガッツポーズし「よっしゃ」と叫んだ。自身の日本記録を2センチ更新する1メートル86。「今の実力で伸びてほしかった。シンプルにうれしい」と満足した。

 スノーボードで金メダルに輝いた平昌冬季パラリンピック後、来年の東京パラリンピック出場を目指し、夏季競技に本格挑戦して1年余り。走り高跳びに絞り、自己ベストを着実に更新してきた。

 記録の理由は「質と量、両方の練習」と言うように、月に200本跳ぶと自身に課しながら、助走を横からにしたり中央にしたり、まひのある左足の固定法を変えてみたりと独自に研究を重ねた。

 成田のクラスであるT44と、義足で跳ぶT64は競技人口が少なく、東京パラリンピックで実施されるかは決まっていない。日本パラ陸連は実施を働き掛けるため、11月の世界選手権への派遣設定記録は設けず、同陸連が定めたランキングに基づき、両クラス合わせて上位2人を派遣すると既に決めている。

 成田はこの日、1メートル89にも挑んだが、1回目で失敗し「現時点では技術的に無理」と競技を終えた。出場を見据える世界選手権に向けては「まだ数カ月あるので、その間にテーマが決まる。東京でもし実施されなかったら『なかったな』で良い」とマイペースで戦いを続ける。 (神谷円香)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報