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【スポーツ】

瀬戸、五輪代表 競泳第1号 200個メ「金」アジア勢初制覇

水泳の世界選手権男子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得し喜ぶ瀬戸大也。東京五輪の代表に決まった=韓国・光州で(共同)

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◇世界水泳 

 【光州(韓国)=共同】世界選手権第14日は25日、当地で行われ、競泳男子200メートル個人メドレーで、瀬戸大也(ANA)が1分56秒14で金メダルを獲得し、競泳の日本勢で最初の東京五輪代表に決まった。

 日本勢がこの種目を制したのは、五輪と世界選手権を通じて初めて。瀬戸にとって世界選手権の金メダルは2013、15年の400メートル個人メドレーに続いて3個目で、北島康介とともに日本最多で並んだ。今大会では200メートルバタフライの銀に続く二つ目のメダル。

 女子800メートルリレーは午前の予選で東京五輪出場枠を獲得した日本が7分56秒31で8位、オーストラリアが7分41秒50の世界新記録で制した。

 準決勝では200メートル平泳ぎの男子で渡辺一平(トヨタ自動車)が2分8秒04の全体6位で26日の決勝へ進み、マシュー・ウィルソン(オーストラリア)が渡辺の世界記録に並ぶ2分6秒67をマークした。小日向一輝(セントラルスポーツ)は9位で落選。女子の青木玲緒樹(れおな=ミズノ)は15位で敗退した。男子200メートル背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)は1分57秒26の8位で決勝進出。

◆「死に物狂い」逃げ切る

 「最高ですね」

 開口一番の言葉に感情が凝縮されていた。男子200メートル個人メドレー。最後の自由形。必死に泳ぎ、タイムを見上げる。「昨年も、今年も、頑張った成果。ご褒美だと思う」。4度目の世界選手権で、同種目で初めての金メダルをつかんだ。

 調子がいまひとつ上がらないライバルの様子を見て、「取れるときに取っちゃおう。行けるときに行っちゃおう」と強気の姿勢が奏功した。得意のバタフライから転じた背泳ぎで一気に前へ。100メートルを首位で折り返し、平泳ぎに入っても譲らない。「リードしていたので死に物狂いだった」と逃げ切った。

 初出場した2013年大会以降、個人メドレーでは持ち前の粘りが生きる400メートルで2連覇を含む金2個、銅1個を獲得した。一方、スプリント力が求められる200メートルは最高で5位。16年リオデジャネイロ五輪でも銅メダルは400メートル。200メートルは出場さえ、かなわなかった。

 バタフライを含む個人3種目のうち、世界と距離があったのが200メートル個人メドレー。より高みを狙うのであれば種目を絞る選択もありえた。梅原コーチが意志を問うと、瀬戸は「個人メドレーはキング・オブ・スイマー」ときっぱり。すべての面で高い能力を追求し、この種目でアジア勢初の頂点に立った。

 東京五輪は1年後。「五輪は夢。金メダルが目標。やるべきことは全力で泳ぐこと」。勢いそのまま、本命種目と位置付ける28日の400メートル個人メドレーに向け、上昇気流に乗り続ける。 (光州・磯部旭弘)

<せと・だいや> 男子400メートル個人メドレーで2013、15年世界選手権2連覇。16年リオデジャネイロ五輪は銅メダル。200メートルバタフライでは17年世界選手権3位、今大会は2位。埼玉栄高、早大出、ANA。174センチ、75キロ。25歳。埼玉県出身。 (共同)

 

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