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【スポーツ】

日本、W杯へ一丸発進 フィジーに快勝 34−21

日本−フィジー前半、トライを決める松島=釜石鵜住居復興スタジアムで

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◇PNC 日本34−21フィジー

 国際大会、パシフィック・ネーションズカップ(PNC)は27日、ワールドカップ(W杯)日本大会の会場の一つ、岩手・釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開幕し、世界ランキング11位の日本が同9位のフィジーを34−21で破った。対戦成績は日本の4勝14敗となった。

 今年最初のテストマッチとなる日本は、前半8分にSO田村(キヤノン)のキックパスをWTB福岡(パナソニック)が押さえてトライを挙げるなど前半に4トライを奪って29−14で折り返した。

 後半はペースダウンしたが、15分にWTB松島(サントリー)がこぼれ球をインゴールに運んでトライした。5トライを挙げた日本は、4トライ以上に与えられるボーナスを含め勝ち点5を獲得した。

 日本は次戦で8月3日に大阪・花園ラグビー場でトンガと対戦する。

 サモアのアピアで行われたもう1試合は、サモアがトンガを25−17で下した。

◆各地で合宿 長期的強化が結実

 積み重ねてきたトレーニングの方向性は正しかったのか。試金石となる世界ランキングで格上の相手との試合で、日本は快勝した。ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「望み通りの試合」。W杯仕様の新ジャージーをまとう選手も試合後、誇らしげに観客の声援に手を振った。

 前半で優位に立った。フィジーの持ち味であるカウンター攻撃を封じるため、キックからパスに軸を移した戦術に変更し、まずは相手のリズムを狂わせた。3−0の前半8分には、フィジーのゴール前でSO田村のショートパントに、WTB福岡が飛び込んでトライ。勝負どころではキックで攻める強みを出し、リードを広げた。

 後半も体力、集中力ともに衰えない。象徴的だったのが15分のWTB松島のトライ。CTBラファエレの出足の速いタックルで誘った落球が起点だった。「最後まで守備を意識できた」とラファエレ。2人掛かりのタックルを徹底して上半身の自由を奪い、フィジーの強みであるタックルを受けながらでもつなぐ自由奔放なパス回しを封じた。

 日本は2月から断続的に合宿を続けてきた。キック主体の攻撃はもちろん、基礎的なパスやタックルの技術も一から鍛え直した。7月の宮崎合宿では、1試合分に相当する走行距離を40分で走る実戦的練習も。「準備万端だった」とゲーム主将のラブスカフニも胸を張る。長期的な強化が実を結んだ。

 フィジーは遠征続きで体調が不完全だったこともあり、手放しでは喜べない。ジョセフHCも心得ている。「まだ先は長い。W杯へのいいテストになった」。手綱を緩めず、次のトンガ戦に挑む。 (対比地貴浩)

 

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