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【スポーツ】

桃田2連覇、山口6年ぶりV バドミントン・ジャパンOP

女子シングルス決勝奥原希望に勝利し、優勝した山口茜=武蔵野の森総合スポーツプラザで

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 2020年東京五輪のテスト大会を兼ねたジャパン・オープンは28日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の決勝が行われ、シングルスの男子は桃田賢斗(NTT東日本)が2連覇を達成し、女子は山口茜(再春館製薬所)が6年ぶり2度目の優勝を果たした。

 世界ランキング1位の桃田はジョナタン・クリスティ(インドネシア)に2−0で勝利。世界2位の山口は同3位の奥原希望(のぞみ=太陽ホールディングス)をストレートで下し、インドネシア・オープンから2週連続優勝となった。山口は30日付世界ランキングで1位に復帰する見通し。

 女子ダブルスは永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が韓国の金昭映(キム・ソヨン)孔熙容(コン・ヒヨン)組に0−2で敗れ、初優勝を逃した。

◆山口、奥原との対決制す 「今日が1年後だったらいいのに」

 五輪と同じ会場で女子シングルスを制した山口が、冗談交じりに本音を口にした。「今日が1年後だったらいいのにな」。それほどに心技体がかみ合い、2週連続のワールドツアー制覇。試合巧者の奥原を上回る巧みなラリーを見せ、試合を振り返る言葉もいつもより軽やかだった。

 出だしこそ決め急いでリズムに乗れなかったが、1ゲーム目の中盤から主導権を握った。相手が得意なラリー展開に付き合いつつ、「チャンスでスピードを上げることができた」。第1ゲームの8−9から7連続得点。大きなラリーから一転、テンポを変えてネット際に沈め、素早く前に詰めて甘くなった返球をたたく。根負けした奥原のミスを誘う粘り強さもあった。

 敗れた奥原が「発想は他の選手にないものがある」とたたえたように、相手の意表を突く機敏なプレーを得意としている。強い下半身に裏打ちされた瞬発力も一級品。それに加え、優勝した前戦のインドネシア・オープンからは「ラリーが長くなってきつい時も攻撃できる時間が増えてきた」(山口)という。

 体力的に苦しい局面で我慢してスピードを上げ、攻勢に転じる流れ。「意識して取り組んだわけではないけど、たまたま自分でその感覚に気づけた」。これで昨年4月以来の世界ランキング1位に復帰する見通し。新境地を開きつつある山口が、1年後の五輪へ加速してきた。 (佐藤航)

 

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