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【スポーツ】

大橋、失意切り替え銅 女子400個メ 世界水泳

女子400メートル個人メドレー決勝で3位となった大橋悠依=沢田将人撮影

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 失意を振り払った先にメダルが待っていた。女子400メートル個人メドレーで大橋が銅メダルを獲得。200メートル個人メドレーの失格を乗り越え、「これだけのことができた。素直にうれしい」。ようやく柔らかな表情が戻った。

 「ここで立ち直ったら大したもの」と平井伯昌監督から背中を押され、予選は全体2位で突破した。勢いそのまま、決勝も前半は女王ホッスーと激しいトップ争い。最後は差をつけられながら、必死の泳ぎで表彰台を確保した。

 失格から何日かたっても涙を流し、「気持ちがへろへろしていた」と弱りきっていた。転機は27日の朝。チームスタッフからエールを送られ、「自分の頑張りに対して自分が応えたい」と思えた。きつい練習の積み重ねは裏切らないと信じ、レースと向き合った。

 「1種目目がうまくいけないと流れに乗れない」とこぼしたのは今年4月の日本選手権。初日の200メートル個人メドレーで引っ掛かった不安が取れず、最終日まで苦労した。今大会の開幕前に強調したのはやはり精神面。「何が起こるかわからないけど惑わされずに過ごしたい」。時間はかかったが、勝負どころで立ち直ってみせた。

 2年前の前回大会は200メートル個人メドレーで銀メダル。メダルの色は異なるが、その重みはまたひと味違う。「プレッシャーがかかる中で粘ってメダルを取れたのは、来年に向けて意味のあるものになる」。確かな成長を感じ取った。 (磯部旭弘)

 

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