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【スポーツ】

原監督、通算1000勝 地道な「積み重ね」で偉業

プロ野球史上13人目の通算1000勝を達成し、記念のボードを掲げる巨人・原監督=東京ドームで

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 巨人の原辰徳監督が30日、東京ドームで行われた広島15回戦に8−5で勝ち、プロ野球史上13人目の通算1000勝を達成した。監督通算13年目で、1000勝751敗57分け。歴代1位は南海(現ソフトバンク)を率いた鶴岡一人の1773勝。巨人では1066勝の川上哲治、1034勝の長嶋茂雄に次いで3人目。

 22日に61歳となった原監督は巨人で2002、03年と06〜15年に指揮を執り、今季から3度目の監督に就任した。これまで7度のリーグ優勝、3度の日本一を達成した。

◇巨人8−5広島

 14安打の巨人が広島戦の連敗を3で止めた。一回に亀井が先制打で、三回はゲレーロが2点二塁打。4−1の六回は若林の一発などで3点を加えた。山口が7連勝で自己最多に並ぶ11勝目。広島は追い上げ及ばず、9連勝でストップ。

 ◇ 

 歴戦の勝負師らしく、表情はわずかに緩んだだけだった。巨人の原監督が球団史上3人目となる監督通算1000勝に到達した。それでも喜びに浸るのはつかの間。「勝負というものは自分の中で新鮮だ。あしたまたどうやって勝つか、そのことだけに集中したい」と平然と言った。

 この日も積極的な采配が光った。4点を失い、7−5に追い上げられた直後の八回、連打で好機をつくると、3打点のゲレーロに代打重信を送り出す。暴投を挟み、伏兵が犠飛を放って流れを引き戻した。監督も「八回の1点が非常に大きかった」と勝因に挙げた。

 監督通算13年目。4番打者として活躍した現役時代を述懐し、こう言ったことがある。「俺が打てば勝つんだと思っていた。俺が打てなきゃ負けるわいと」。球界の盟主を率いる今、「リーダーがたくさんいるチームが強いんだ。自立したリーダーがチームに何人いるか、本当に大事だ」との信念を持つ。若手の岡本らにあえて苦言を呈すことで主軸の自覚を促す。

 2001年シーズン終盤のある日、当時の長嶋監督から「あとは頼むぞ」と言われて後任を引き受けた。02年の1年目は開幕3連敗から始まり、「一つ勝つ大変さを最初にたたき込まれたのが今日まで来させてもらえたかな」と振り返る。快挙は地道な「積み重ね」が生んだ。

 

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