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【スポーツ】

快勝の星稜 奥川、省エネ7回10K あす決勝

中京学院大中京−星稜 7回を無得点で抑えた星稜・奥川=甲子園で

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 20日、甲子園球場で準決勝が行われ、22日の決勝はともに初優勝を懸けて履正社(大阪)と星稜(石川)の顔合わせとなった。両校は今春の選抜大会の1回戦で対戦し、星稜が3−0で勝っている。

 選抜大会で2度準優勝している履正社は、夏は初、大阪府勢としては2年連続の決勝進出。星稜は準優勝した1995年以来、2度目の決勝。石川県勢としても24年ぶり2度目の決勝で、春夏を通じて初優勝が懸かる。

 21日は休養日。今大会から球児の身体的な負担軽減などを目的に、従来の準々決勝翌日に加えて、準決勝翌日も休養日となった。決勝は22日午後2時にプレーボールの予定。

◇全国高校野球選手権<第13日> 星稜9−0中京学院大中京

 星稜が快勝した。奥川は球威、制球、変化球の切れとも素晴らしく、7回2安打無失点。10奪三振で、無四球とほぼ完璧な内容だった。2番手の寺沢も2回無失点。打線は序盤の好機を逃さなかった。一回に内山の犠飛で先制。二回は東海林が適時打。三回には山瀬の適時打などで4点を挙げた。七回は奥川の2点二塁打などで3点を加えた。

    ◇

 中京学院大中京は打線が振るわず、二塁を踏めなかった。投手陣も相手の勢いを止められなかった。

 延長十四回を投げ抜いた3回戦の智弁和歌山戦とはまた違い、星稜のエース奥川の頭脳的な投球がさえ渡った。7回を87球2安打10奪三振の省エネ投球。「(バッテリーで)打たせていこうと話していた。その通りの投球ができた」と胸を張った。

 「体の重さがあったので、強引にいくより駆け引きを重視した」と奥川。重きを置いたのは、速さではなく制球。直球を低めのコースに投げ分け、ファウルを誘いカウントを稼ぎ、決め球は縦に落ちる変化球。バッテリーを組む山瀬は「真っすぐは140キロ台でいいよと試合途中で伝えた」と明かした。

 一方で、警戒していた4番藤田ら好調な打者に対しては、150キロ台前半の直球を投げ込んだ。23人の打者に対し四死球もゼロ。二回から六回までは毎回3人で相手の攻撃を片付け、付け入る隙を与えず。打線の援護を受けてリードする中、八回からは左翼に回った。

 履正社とは今春の選抜大会1回戦で対戦し、先発した奥川が17奪三振で3安打完封。エースは「春とはまったく違うチーム」と強打で勢いに乗る相手を警戒する一方、「自分たちにも上積みがある。ここまで来たら投げたい」。投打に死角は見当たらない。 (禰宜田功)

 

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