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【スポーツ】

田中TKO、2度目防衛 ボクシング・WBOフライ級

7回、ジョナサン・ゴンサレス(右)を攻める田中恒成=武田テバオーシャンアリーナで

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 世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチ12回戦は24日、名古屋市武田テバオーシャンアリーナで行われ、王者の田中恒成(畑中)が挑戦者の同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)を7回2分49秒、TKOで下して2度目の防衛に成功した。

 田中はボディーを効果的に決めて劣勢をひっくり返した。

 3回に1度、7回に3度倒してレフェリーが試合を止めた。

 24歳の田中の戦績は14戦全勝(8KO)で、28歳のゴンサレスは27戦22勝(13KO)3敗1分け1無効試合。

◆ボディーで流れ変える

 決して納得いく試合ではなかったが、苦しみながらも3戦ぶりのTKO勝ちで7回に決着をつけた。田中は今月の全国高校野球選手権大会で4強入りした母校の岐阜・中京学院大中京高(当時は中京高)が七回に逆転勝ちしたことにかけ「たまたまだけどよかったです。あやかりました」とほっとした笑顔だった。

 同校教員でサウスポーの兄亮明と練習してきたが、左との対戦は世界戦で初。さらに「コンディションづくりはうまくいかなかった」と語る中での一戦だった。速さのある相手にスピードで対抗しようとしたが、序盤は手数を出して後退するゴンサレスに手を焼き「リズムに乗り切れなかった」という。

 流れを変えたのはボディーだった。「腹で倒そうとは思っていなかった」そうだが、3回にフェイントを入れながら右ボディーを打ち込むと、相手は苦しそうにリングに手を付いた。

 7回も執拗(しつよう)にボディーを攻め、計3度のダウン。最後は「倒すつもりだった」と右ボディーの連打で沈めた。

 試合内容に不満げな本人に、ジムの畑中清詞会長は「(井上)尚弥のような度肝を抜くことがしたいんでしょう」と気持ちを察する。課題が口を突くうちは、成長が止まることはない。

<たなか・こうせい> 岐阜・中京高(現中京学院大中京高)時代に高校4冠を達成し、2013年11月にプロデビュー。15年5月にWBOミニマム級で王座に就くと16年12月にはWBOライトフライ級の王者となり、プロ8戦目で世界2階級制覇を遂げた。

 昨年9月、木村翔を破ってWBOフライ級で王者となって世界最速タイの12戦目での世界3階級制覇を果たした。右ボクサーファイター。24歳。岐阜県出身。

 

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