東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

日本、混合団体3連覇 柔道世界選手権

男女混合団体で優勝し、喜び合う日本選手=日本武道館で

写真

 世界選手権最終日は1日、東京・日本武道館で来年の東京五輪新種目となる混合団体が行われ、日本は昨年と同じ顔合わせとなった決勝でフランスを4−2で下し、3連覇を達成した。

 決勝で日本は3−2から女子78キロ級銀メダルの浜田尚里(自衛隊)が同級覇者のマドレーヌ・マロンガを抑え込んで勝負を決めた。

 決勝では団体要員の影浦心(日本中央競馬会)、男子73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)が一本勝ち。女子70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)も同級優勝のマリエーブ・ガイーから一本を奪った。

 混合団体は男女各3人の6人制で、15チームが参加。日本は準々決勝で韓国、準決勝でブラジルをともに4−0で退けた。団体要員で男子の村尾三四郎(東海大)、橋本壮市(パーク24)、女子の玉置桃(三井住友海上)らが勝って貢献した。ロシア、ブラジルが3位となった。

 世界選手権は五輪開催年には実施されず次回は2021年にウィーンで開催される。

◆「代役」浜田 寝技で決めた

 アクシデントを乗り越え、日本が底力を見せた。殊勲は浜田だ。3−2で迎えたフランスとの決戦。女子78キロ級決勝の再戦となり、マロンガを得意の寝技で抑え込み、雪辱を果たした。「私が優勝を決めようと思った。すごくうれしい」。選手たちはハイタッチを交わして喜んだ。

 前日に激戦を繰り広げた女子最重量級の素根と朝比奈がコンディション不良。この日の朝9時、浜田は女子の増地克之監督から事情を知らされた。「きょうはゆっくり優雅に過ごそうと思っていた」と笑いつつ、「すぐに出ると決めた」とりりしい表情に。五輪を見据え、いい経験になったといえる。

 東京五輪の混合団体は個人戦代表が出場する。今大会と違い、団体要員はいない。そのため、けがや体調不良があれば、代わりに下の階級の選手が出る可能性も。また、個人戦で勝った選手はもう一度気持ちを高め、負けた選手はいかに切り替えるか。精神面が勝敗を左右する。

 男子73キロ級で金メダルの大野は中4日で試合に臨んだ。「体は必ずしも万全ではない。それはどの選手も一緒」と来年を思い描いた。一方、女子70キロ級で3回戦敗退した新井は必死に気持ちを立て直した。「前だけを見て、もう一度頑張らないといけないと踏ん張った」。決勝のフランス戦では個人戦金メダルのガイーから一本勝ちを奪った。

 チーム一丸となり、有終の美を飾った。それぞれの選手が手応えをつかみ、東京五輪へ向かう。 (森合正範)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報