東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

村上32号、好球必打 清原超え10代最多 中西抜き打点も90

6回、逆転3ランを放ち、迎えるナインに投げキッスするヤクルト・村上=神宮で

写真

◇ヤクルト11−7広島

 ヤクルトが今季4度目のサヨナラ勝ちを収めた。7−7の九回2死で山田哲が通算200号となる満塁本塁打を放ち、試合を決めた。6番手のマクガフが6勝目。広島は四回までに5−1と優位に試合を進めながら投手陣が崩れた。

 ◇ 

 令和の「怪童」は、とどまるところを知らない。ヤクルトの高卒2年目で19歳の村上が今季32号を3ランで飾った。1986年に新人だった清原和博(西武)の31本を抜き、10代の年間最多本塁打記録を塗り替えた。

 六回に1点差に追い上げ、なお2死一、三塁。初球の外角スライダーを捉えると、打球は左翼席へ消えた。「狙った方向へ飛び、入らなくてもいいから落ちてくれと思っていた」。計4打点でシーズン90打点に乗せ、高卒2年目以内では53年の中西太(西鉄)の86を超えた。

 夏の盛りに発想の転換で水を得た。7月は1本塁打。原因は追い込まれても全力でバットを振る点にあった。そこで杉村巡回コーチは「全てぶんぶん振っては駄目。2ストライクでは8割で」と助言した。それは持ち前のパワーと広角打法があってこそ。初めての試みに村上は「少しずつだけど粘れて、好球を狙えるようになってきた」。8月は11本の荒稼ぎだった。

 かつて「怪童」と呼ばれた中西さんから「私の数字はすぐ抜ける。きちんと腕を磨くんだよ」と言われ、大きなマメができた手を褒められた。史上最年少の本塁打王も視界に入る中、「まずはあす。結果は最後の試合が終わってから」。若き大砲は、今が伸び盛りだ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報