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【スポーツ】

大迫の嗅覚 好機逃さない 国際親善試合 パラグアイに快勝

日本−パラグアイ 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ大迫=カシマスタジアムで

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 国際親善試合、キリン・チャレンジカップは5日、茨城・カシマスタジアムで行われ、日本がパラグアイに2−0で快勝した。10日にヤンゴンで行われる2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選F組初戦のミャンマー戦前最後の一戦を勝利で飾った。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング33位の日本は同39位の相手に対し、前半に大迫と南野のゴールで先行。後半は途中出場の久保が惜しいシュートを放つなど押し込んだ。

 5日に始まったアジア2次予選で日本と同じF組ではモンゴルがミャンマーを1−0で下した。

◆ゴール前一振り 古巣カシマで一発

 大迫が先制点でエースの貫禄を示した。前半23分、左サイドを抜けた長友のクロスは相手に当たってコースが微妙に変わったが、巧みに左足を合わせ、ネットを揺らした。

 「僕にとって(鹿島は)特別なチーム」という古巣の試合会場でW杯2次予選ミャンマー戦に弾みをつけ、「そのスタジアムで点が取れて、気分的にも次(のミャンマー戦)は良い状態で臨める」。

 ワンチャンスを見逃さなかった。中島と堂安が中央でつなぎ、左サイドへ。長友がボールを持つと、大迫はゴール前にスペースを探し、一気に相手DFの前へ。ワンタッチで合わせ「当てることだけを考えた。1点取れてチームが楽になった」と自賛した。

 攻撃だけではなく、最前線から積極的にボールを追ってチームを助けた。左サイドバックの長友は「あれだけ頭良くプレスを掛けてくれると、後ろは楽になる」と守備面での貢献にも感謝した。

 「毎試合、自分に重圧をかけながらやっている」と話す29歳。中盤との連係に手応えを得つつ、課題にも目を向ける。前半には自らの決定的なラストパスを堂安が決めきれず、中島の2本のシュートも空砲に。「3点目を取りきる力をもっとつけたい」とチームを引き締めることも忘れなかった。 (唐沢裕亮)

◆森保J 深まる連係「一番いい」

前半、チーム2点目のゴールを決める南野(右)

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 息の合った追加点だった。前半30分、左から中央に入りながら中島が送ったパスは、右サイドを上がる酒井の足元へぴたり。ワンタッチの折り返しは守備陣の間を抜け、「流し込むだけで良かった」という南野が軽々と決めた。

 ダイナミックな展開を生んだ伏線は、おとりになった堂安と南野の動き。中島が顔を上げた瞬間に反応し、近いサイドに走り込むことで逆サイドのスペースをつくった。連係の完成度は、3度のW杯を経験した長友も「これまでで一番いい状態」と口にする。

 局面に応じた臨機応変な戦い方もある程度できた。ただ、2次予選で対戦する格下の相手は自陣を固め、日本の良さを消してくることが予想される。攻撃時はある程度前掛かりになったパラグアイからの勝利が、順調な戦いを約束してくれるとは限らない。

 森保監督は「今日の試合は過去のことで終わったこと」。酒井も「相手は違う。良かったのは、ポジティブな雰囲気で臨めるだけ」と緩みはない。 (荒井隆宏)

◆久保沸かせた シュート5発

 久保は後半からの出場ながら、フル出場した南野と並ぶチーム最多タイの5本のシュートで観客を沸かせた。ただ「打ったからには全部決めないといけない」。後半24分にはオフサイドラインぎりぎりを抜け、右サイドの角度のない位置から左足シュートを放ったが、バーにはじかれた。

 6月の代表デビュー以来、国際Aマッチ5試合に出場。この試合での日本代表歴代最年少得点記録の更新はなかったが、「一生入らないことはない」。W杯予選のミャンマー戦に向けて気持ちを切り替えた。

 

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