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【スポーツ】

<ラグビーW杯>日本完敗 南アの高い壁 7−41誤算、速い攻撃できず

日本−南アフリカ 後半、タックルを受けながら突進する田村(中)=熊谷ラグビー場で

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◇壮行試合 日本7−41南アフリカ

 日本代表は6日、ワールドカップ(W杯)日本大会の壮行試合として埼玉・熊谷ラグビー場で南アフリカと対戦し、7−41で完敗した。両者の顔合わせは、2015年W杯イングランド大会の1次リーグ初戦で日本が34−32で勝利して以来2度目で対戦成績は1勝1敗となった。

 日本は前半、キック処理のまずさなどから流れをつかめず、0−22で折り返した。後半はWTB松島(サントリー)が1トライを返したものの、計6トライを奪われた。世界ランキングは日本が10位、南アが5位。W杯日本大会は20日に開幕し、1次リーグA組の日本は開幕戦(味スタ)でロシアと戦う。

 日本中を熱狂させた4年前の再現はならなかった。前回W杯で破った南アフリカに日本はなすすべなく完敗。ミスから失点を重ね、本来の攻撃ラグビーは鳴りを潜めた。

 最も不安を感じさせたのがSO田村の出来だ。前半22分、「逆側に蹴るべきだった」という中途半端なハイパントを相手に捕球されて、トライにつなげられた。後半33分はゴール前まで攻め込みながら、ロングパスをミスして奪われ、そのまま独走トライを許した。攻撃の司令塔である背番号10は「僕のミス」と認めるしかなかった。

 チームとしても、ハイパントでの競り合いを仕掛け、セットプレーを起点にして攻める南アフリカに苦戦。一回り大きい相手に圧力をかけられ、考えられないようなミスが続出。密集でも劣勢に立たされ、田村は「早いタイミングでボールを受けられなかった」。細かい動きの狂いが連鎖し、思い通りに攻撃プランを遂行できなかった。

 W杯のどの対戦国も、日本の弱点である体格面を突いてくるのは想定内。だがこの日のように、強度の強いぶつかり合いで本来の力を発揮できないようでは、史上初の8強進出もおぼつかない。

 幸いだったのは、この試合が壮行試合だったこと。主将のリーチは「何をやらないといけないか、はっきり分かった。自信を取り戻すことが大事」。W杯まで2週間を切った。残された時間を有効に使いたい。

  (対比地貴浩)

 

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