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【スポーツ】

寺内、3メートル板 五輪代表 飛び込み アジア杯V、2枚目切符

飛び込みのアジア・カップの男子3メートル板飛び込みで優勝した寺内健=クアラルンプールで(共同)

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 【クアラルンプール=共同】飛び込みのアジア・カップ第2日は7日、クアラルンプールで行われ、男子3メートル板飛び込みで39歳の寺内健(ミキハウス)が426・10点で優勝して東京五輪出場枠を獲得し、日本水連の選考基準により、この種目の五輪代表に決まった。

 寺内は6回の演技を大きなミスなくまとめ、地元マレーシア勢を退けた。坂井丞(ミキハウス)は394・90点の4位だった。

 寺内と坂井のペアは7月の世界選手権で男子シンクロ板飛び込みの五輪代表に決まっており、寺内は2種目目の代表権獲得となった。寺内にとって東京五輪は夏季の日本選手で最多に並ぶ6度目の大舞台となる。

◆「自分らしい戦いできた」

 決まれば高得点となる2度のひねり技。男子3メートル板飛び込みの寺内は夜空を背景に高々と飛び出し、入水まできれいに決めた。これぞ寺内という基本に忠実な演技で頂点に。2枚目の五輪切符をつかみ「自分らしい戦いができた」と、してやったりの表情だった。

 2位で迎えた3回目、ひねり技で77・55点の高得点を出し首位に浮上した。地元マレーシアのライバルは40点台、50点台の失敗があったが、寺内は崩れない。自身の演技で最も難易率が高い5回目のひねり技をきっちり決め、突き放した。

 自身の演技を極める個人種目は競技者としての原点。今は入水の美しさに最もこだわり、姿勢やわずかな角度の微調整を重ねる。ペアで競うシンクロ種目の五輪出場を決めても満足せず、優勝で日本代表入りが決まる今大会に備えた。鍛錬の成果を発揮し「30年弱、培ってきたものは間違っていなかった」と笑った。

 膝や肩の痛みは絶えず、この日も痛み止めを飲んで出場。「引退する最後の瞬間まで進化したい」との執念を実らせ、磨いてきた技を東京五輪で披露する権利を手にした。「地元開催の五輪は自分が盛り上げたいし、花道は自分でつくらないと」と気持ちを高ぶらせた。 (共同)

<寺内 健(てらうち・けん)> 01年世界選手権で3メートル板飛び込み銅メダル。五輪は08年北京まで4大会連続出場。09年に引退したが、11年に現役復帰し、16年リオデジャネイロ五輪に出た。大阪・此花学院高(現大阪偕星学園高)甲子園大出、ミキハウス。170センチ、69キロ。39歳。兵庫県出身。 (共同)

 

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