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【スポーツ】

遠藤が全勝貴景撃破

遠藤がつき膝で貴景勝(左)を破る

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◇大相撲秋場所<6日目>

 1場所での大関復帰を狙う関脇貴景勝はつき膝で小結遠藤に敗れて初黒星を喫した。遠藤は5勝目。平幕隠岐の海がただ一人6連勝とした。6日目で平幕が全勝で単独トップに立つのは2008年秋場所の豪栄道以来。

 横綱、大関陣は総崩れ。一人横綱の鶴竜は平幕大栄翔に押し出されて2連敗。大栄翔は初金星を獲得した。かど番の2人は豪栄道が朝乃山の上手投げに屈して4勝2敗、栃ノ心は玉鷲に押し出されて4敗目を喫した。

 勝ちっ放しの隠岐の海を1敗で関脇御嶽海、貴景勝ら7人が追う。

    ◇

 貴景勝に土をつけた遠藤は「良かったです」「集中できています」と繰り返すのみだった。だが、三役以上の全勝力士が消え、自らも1敗を守る価値ある白星といえる。

 相撲自体は、相手の自滅とわずかな運も味方した白星だった。立ち合いで当たった後、すぐに引いた貴景勝に対し頭をつけ、右をのぞかせながら前に出ると、相手の右足が行司の足とぶつかり、そのまま崩れ落ちた。勝負結果は「つき膝」。貴景勝は「(なぜ落ちたか)分からない。あんなふうになったことはない」と首をひねるしかなかった。

 遠藤には手応えのない勝利かもしれない。だが、立ち合いからの一気の押しを一つの武器とする貴景勝を引かせたのは、自分がその圧力をこらえたから。当たりの強さや重さは課題とされてきただけに、この日のように相手の重い当たりをしのぎ、前に出て勝ったのは今後につながる。

 所属する追手風部屋には、大栄翔をはじめ最多となる7人の関取がいる。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「同じ部屋の力士に負けたら嫌という焦りがあるのでは」と遠藤の好調ぶりを分析する。

 初日こそ鶴竜に敗れたが、2日目から5連勝。三役で初の勝ち越しと2桁勝利が視界に入ってきた。 (平松功嗣)

 

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