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【スポーツ】

村上、2大会連続4位 条件付き五輪代表に サーフィン・WG

条件付きで東京五輪の出場権を獲得した村上舜=宮崎市の木崎浜海岸で

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 ワールドゲームズ(WG)最終日は15日、宮崎市の木崎浜海岸で男子が行われ、22歳の村上舜が2大会連続で4位に入った。アジア勢最高で、規定により条件付きで東京五輪の出場権を獲得した。

 東京五輪の国枠は「2」。出場要件は優先度の高い順に(1)プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)で各国3番手以下を除く上位10選手(2)来年のWGで、既に(1)の要件を満たした選手を除く上位4選手(3)今大会でアジア、欧州、アフリカ、オセアニアの各最上位。

 CT年間7位に付ける五十嵐カノア(木下グループ)は(1)での出場が確定的で、村上は来年大会で(2)の要件を別の日本勢が満たさなければ、五輪代表に決まる。

 村上は敗者復活戦を10回戦から3戦勝ち上がり、決勝は11・74点で4位。CT年間6位に付けるイタロ・フェヘイラ(ブラジル)が17・77点で優勝し、同3位のコロヘ・アンディノ(米国)が2位、同4位で昨年覇者のガブリエウ・メジナ(ブラジル)が3位だった。

◆野性の波乗り 高難度クリア

 順位は去年と同じでも、価値はまるで違う。東京五輪に大きく近づいた上に、世界のトップ選手と渡り合っての4位。村上にとって「自分にできることをすべて振り絞ったので満足」と喜べる躍進の大会となった。

 2位以内で決勝に進む最後の敗者復活戦が圧巻だった。波の頂点で板の後ろにあるフィンが水中から飛び出るほど大きなターンを含む連続技で7・50点。崩れる寸前の角度のある波に板を当て込んだターンでは、一つの技だけで7・17点の高得点も得た。

 日本代表の宗像コーチは村上のサーフィンを「野性的な乗り方」と評する。時に周囲が驚くような難しい技をあっさりとこなす。世界チャンピオン11度のケリー・スレーターが最高でも6点台にとどまる厳しい条件でも、難しくても高得点を出せる波を見つけて、さらに乗りこなした。

 決勝では世界最高峰のCTで活躍するスター選手に歯が立たなかった。ただ「レベルの差を感じて悔しかった」のも決勝まで進んだからこそ。「難易度が高いエアリアル(空中技)だったり、トップは精度もクオリティーもすごい」とさらに世界に近づくための課題もつかんだ。 (海老名徳馬)

 

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