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【スポーツ】

<ラグビーW杯>8強へ「最高の準備できた」 ジョセフHC、総力戦「全選手使う」

ラグビーW杯でロシアとの開幕戦に臨むメンバーを発表し、試合への意気込みを語る日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ=東京都内で

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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日、東京・味の素スタジアムで日本がロシアと対戦し、開幕する。前回大会で南アフリカを破るなど3勝を挙げて躍進した日本は、史上初の8強入りを目指す。

 18日にはロシア戦に臨む日本の登録メンバーが発表され、3大会連続出場となるフランカーのリーチ主将、初出場のナンバー8姫野らが先発に名を連ねた。WTBは右脚を痛めている福岡に代わりレメキが入った。

 試合を組み立てるハーフ団はSH流とSO田村が組む。首を痛めていたフッカー堀江が復帰。4大会連続出場を目指すロック、トンプソンはベンチスタートとなった。6日の南アフリカ戦で右肩を痛めたマフィはメンバー外となった。リーチ主将は「ピークに近い」とチームの状態に自信を見せた。

 世界ランキングは10位の日本に対し、ロシアは20位。対戦成績は日本の5勝1敗。

 大会は20チームが参加し、11月2日の決勝まで全国12会場で計48試合が行われる。

◆アイルランド見据え、戦力温存

 日本の初陣メンバーが決まった。ジョセフHCは「非常に強いチームを構成できた」と胸を張るが、事実上、戦力を一部温存した形となった。

 南アフリカと戦った6日の壮行試合から先発は7人が入れ替わった。外れた選手の多くが主力組。首のけがが癒えたフッカー堀江は先発に復帰したが、WTBには南ア戦で右脚を痛めた福岡の代わりにレメキを起用。同じく右肩を負傷したナンバー8マフィも大事を取り、姫野を抜てきした。プロップのバル、ロックのファンデルバルトとムーア、SH流も本来は控え組だ。

 ロシア戦で戦力を落としたのは、次戦のアイルランドとの大一番を見据えたものだろう。アイルランドは9日付の世界ランキングで初めて1位になった優勝候補で、その強敵との試合はベストメンバーを組みたい。1次リーグA組で最も世界ランキングが下位のロシアとの試合では、主力に故障者が出るリスクを避ける狙いが読み取れる。

 昨秋のロシアとのテストマッチでは、日本は密集での力勝負で劣勢を強いられ、接戦の末に何とか逆転勝ちした経緯もある。W杯で格下との初戦を落とせば1次リーグ突破が一気に難しくなるため、チームでは油断を常に戒めている。主将のリーチは「(ロシアについて)ちょっとでもなめたことを言うと、弱みが出る」と食事中も仲間の会話に聞き耳を立てているという。

 自国開催の開幕戦で主力を思い切って外したのは、選手強化が成功したという自信の表れでもある。ジョセフHCは「最高の準備ができた。目標達成には全選手を使う」と明言。1次リーグを通して、総力戦で史上初の8強を目指す。 (対比地貴浩)

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