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【スポーツ】

大坂、日本で初優勝 テニス 東レ・パンパシ

 女子の東レ・パンパシフィック・オープン最終日は22日、大阪市のITC靱TCでシングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランキング4位の大坂なおみ(日清食品)が世界41位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)を6−2、6−3で下して初優勝、1月の全豪オープン以来の今季2勝目、ツアー通算4勝目を挙げた。日本開催のツアー大会での優勝は初めて。

 この大会で2016、18年に準優勝の大坂は、3度目の決勝進出で頂点に立った。優勝賞金は14万1500ドル(約1528万円)。日本勢の優勝は1995年の伊達公子以来24年ぶり。

 女子ツアーを統括するWTAによると、大会後の大坂の世界ランキングに変動はない。

      ◇

 力と技が融合して圧倒した。初優勝を果たした大坂は「ここでの勝利は本当に多くの意味がある。過去2度、決勝で勝てなかったし、ここ数カ月は調子も上がらなかった。本当に気分がいい」と充実感に浸った。

 自ら仕掛けて主導権を握る理想の姿にまた一歩近づいた。パブリュチェンコワとの決勝は、要所で放つ時速190キロ前後のサーブが威力を発揮。第1サーブの成功率は47%ながら、決まった時のポイント獲得率は100%だった。

 第1セットの第2ゲームでは強烈なフォアハンドのリターンエースを決め、第2セットの第4ゲームではバックハンドでも鋭い角度で厳しいコースへ打ち返してブレークを奪ったように、試合を通して「攻撃的なストロークができた」と納得の表情だった。日本テニス協会の土橋登志久強化本部長も「百点満点以上の成果。緩急もつけて効果的に打っていた」と評価した。

 1月の全豪オープンの後は思うような結果を出せず、世界ランキング1位から陥落。大会前には今季2度目のコーチ契約解除も。それでも大坂は「全てのことが今の自分をつくっている。どの試合からも学ぶことがある」と前向きに捉える。米国移住前、3歳まで育った故郷での優勝をきっかけに、さらなる進化を遂げられるか。

 

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