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【スポーツ】

<ラグビーW杯>アイルランド 圧巻FW 日本戦へ強さ見せつけた

アイルランド−スコットランド 前半、激しくぶつかり合うアイルランドのスタンダー(右)とスコットランドのメートランド=日産スタジアムで

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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会第3日は22日、横浜・日産スタジアムなどで1次リーグ3試合が行われ、日本と同じA組のアイルランドや、C組で日本代表前ヘッドコーチのジョーンズ監督が率いるイングランドが初戦を白星で飾った。

 前回大会8強同士の対戦はアイルランドがスコットランドにFW戦で優位に立ち、計4トライを奪って27−3で快勝。ノートライに封じ、勝ち点5で日本と並んだ。

 4大会ぶりの優勝を狙うイングランドはトンガを35−3で退けた。CTBツイランギが2トライするなど計4トライで勝ち点5。

 B組ではイタリアが7トライを挙げてナミビアを47−22で下し、勝ち点5とした。

◇アイルランド27−3スコットランド

 力を尽くしてボールを前に運ぶ。体をぶつけ合うラグビーの醍醐味(だいごみ)が詰まった試合運びで、アイルランドが強さを見せつけた。

 雨が降った後半だけでなく、前半からボールが滑りやすかった。ミスのリスクが高くなるパスは多用せず、力勝負で圧倒した。

 前半の3トライはすべてFWが力ずくで奪った。13分の2本目のトライは、フッカーのベスト主将が守備陣にボールに絡まれ、倒れ込みながらも体を回転させてボールをインゴールにねじ込んだ。「本当にいいスタートだった。FWでトライが取れてよかった」。チームの精神的支柱でもある主将の簡潔な言葉が、快勝の充実度を物語る。

 大会直前にバックスの主力にけが人が続出した。代わりに先発したWTBコンウェーやFBラーマーらが、ミスすればピンチを招くキックを無難に処理してゲームを安定させた。シュミット監督は「厳しいコンディションでよくやった」とねぎらった。

 後半に4トライ目を挙げ、ボーナス点1も獲得。守備ではスコットランドをノートライに封じた。攻守ともにこれ以上ない結果を残し、次は28日に日本との対戦が待つ。

 シュミット監督は「日本は速いしスキルもある。SH流やSO田村は幅広くパスができて、CTBラファエレも素晴らしい」と次戦を見据えた。選手名を挙げるのは対策に抜かりがない証しか。アイルランドの選手たちも日本のビデオを見て研究しているという。最大のライバルに初戦で快勝した勢いのまま、優勝候補が日本戦に臨む。 (海老名徳馬)

◆スコットランド、後手に回り完敗

 スコットランドは完敗だった。アイルランドの強力FWに肉弾戦で後手に回り、前半24分までに3トライを許す。攻めては出足の鋭い防御に苦しめられ、ノートライ。タウンゼンド監督は「必要なエネルギー、精度、攻撃性を持ってスタートできなかった」と序盤の劣勢を嘆いた。

 巧みなキックで攻め込まれ、屈強な相手ロックに防御網の隙を突破されたのを起点に、前半5分に先制トライを献上。13分にはモールを押し込まれた。24分はバックスのミスからゴール前のスクラムを与え、連続攻撃に屈した。

 

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