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【スポーツ】

<ラグビーW杯>ウルグアイ、歓喜の番狂わせ 組織で対抗 フィジー撃破

フィジー−ウルグアイ前半、同点トライが決まり駆けだすウルグアイのガミナラ(中央)=釜石鵜住居復興スタジアムで

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◇ウルグアイ30−27フィジー

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会第6日は25日、岩手・釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで1次リーグD組の1試合が行われ、世界ランキング19位のウルグアイが同10位のフィジーを30−27で破り、勝ち点4とした。

 ウルグアイは2003年大会以来のW杯3勝目で、世界ランキング下位が上位に勝つのは今大会初めて。2連敗のフィジーは7点差以内の敗戦と4トライ以上によるボーナス点を得て勝ち点2。ウルグアイは前半、3トライなどで24−12とリード。後半はフィジーに3トライを許したが、2PGを加えて逃げ切った。フィジーはトライ後のゴールを4本も外した。

 ノーサイドの瞬間、ウルグアイは控え選手もグラウンドになだれ込み、そこかしこで歓喜の抱擁が交わされた。過去3度の出場でわずか2勝だったかつての姿と、ひと味違う。国外組が増えてたくましくなったチームは前回大会で15−47と完敗した格上のフィジーを打ち破った。ガミナラ主将は「歴史をつくる重要なチャンスだと確信してプレーできた」と誇った。

 フィジーに体格で劣ることを織り込み、組織で対抗した。単独突破を食い止める防御や速攻など素早い集散で互角以上の戦いを披露。7−12の前半21分はラインアウトからの連続攻撃で奪ったトライとゴールで逆転した。相手のお株を奪う、タックルを受けながらパスをつなぐ「オフロード」から同25分にCTBカトがトライするなど12点差をつけて折り返し。後半に2PGを加えて逃げ切った。

 1次リーグ全敗の前回大会は国外組は数人だったが、今回は新設の米プロリーグやフランスなど14人が国境を越えてプレーする。2013年にオープンした国内の代表強化の練習拠点はスタジアムやジム、リカバリー施設も備える充実ぶり。途中出場のFBエチェベリは「プロフェッショナルな施設。(自分たちの)全てが変わった」と語り、底上げの礎となった。

 改善された環境で成長し、勝利をもぎ取ったチームに、メネセス監督は「ボール支配率を高め、スピードをつけてうまくプレーができた」。周到な準備で起こした、狙い通りの番狂わせだった。

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<勝ち点> (1)勝者は4点(2)引き分けは両者に2点ずつ(3)敗者は0点(4)勝敗にかかわらず4トライ以上を取ったチームに1点(5)7点差以内で負けたチームに1点

 

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