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【スポーツ】

もがくリオ王者 遠のく五輪 萩野、内村 調子上がらず

萩野公介

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 東京五輪開幕まで28日で300日となった。続々と日本代表に決まる選手の一方で、正念場に立たされている実力者もいる。リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレーを制した25歳の萩野公介(ブリヂストン)らは実績と年齢を重ね、モチベーションや体力、技術の維持に苦労している。

 萩野が天を仰いだ。9月14日に行われた茨城国体の成年男子200メートル個人メドレー。「悔しい気持ちはある。上のタイムを目指していた」。日本代表候補入りの基準となる1分59秒23が最低限のノルマだったが、1分59秒76にとどまった。1分55秒07の日本記録保持者には高いハードルではなかったが、長期休養からの復帰戦だった8月のワールドカップ(W杯)東京大会に続き、不本意な結果に終わった。

 51人が対象となった日本代表候補の合宿にも参加できなくなったのが、現在の立ち位置だ。練習は順調に重ねているが、実戦で力を出し切れない状態が続く。平井伯昌コーチは「自分を無理やり奮い立たせようとしているところがある」と心の底から闘志が湧いていないとみる。

 「練習より今大切なのはレース」(同コーチ)と、10〜11月のスペインでの高地合宿参加を取りやめ、11月9、10日の日本社会人選手権に出場する強化プランにかじを切った。五輪連覇にはさらなる持久力強化が必須だが、合宿回避で大きく計算が狂う。萩野は「前を向いてやると決めたので、ぶれずにやっていきたい」。努めて前向きに語る姿には悲愴(ひそう)感も漂う。

内村航平

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 体操男子で個人総合2連覇中の30歳、内村航平(リンガーハット)も五輪への道が厳しさを増している。来年の国内大会の結果で代表に入る可能性は消えていないが、両肩など相次ぐ故障に悩まされている。10月の世界選手権は、白井健三(日体大大学院)も含め、リオ五輪の団体総合金メダルメンバーが全員、代表落ちし、体操ニッポンは過渡期にある。

伊調馨

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 日本勢の活況が続く陸上男子短距離では27歳の山県亮太(セイコー)が気胸で6月の日本選手権を欠場。その後、出場を予定したレースを腰や右脚の違和感で回避し、復帰がずれ込んでいる。レスリング女子で五輪4連覇の35歳、伊調馨(ALSOK)は五輪出場が絶望的となり、進退の瀬戸際に立たされている。

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