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【スポーツ】

男子団体 銅 世界体操 2大会連続

男子団体総合決勝谷川翔のあん馬=シュツットガルトで(いずれも潟沼義樹撮影)

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 【シュツットガルト(ドイツ)=共同】世界選手権第6日は9日、当地で男子団体総合決勝が行われ、谷川翔(かける=順大)谷川航(わたる)、萱和磨(ともにセントラルスポーツ)神本雄也(コナミスポーツ)橋本大輝(千葉・市船橋高)の日本は合計258・159点で2大会連続の銅メダルとなり、2015年大会以来の世界一はならなかった。

 昨年2位で予選1位通過したロシアが合計261・726点で旧ソ連時代の1991年大会以来28年ぶりに王座を奪回し、2連覇を狙った中国が0・997点差で2位となった。予選3位であん馬スタートの日本は前半3種目を終えて首位に立ったが、後半の平行棒や床運動でミスが出た。

 決勝は各チーム5人で種目ごとに演技した3人の得点合計で争われ、予選の得点を持ち越さない。

 若いメンバーで持てる力を絞り出し、それでもライバルが上をいった。日本は3種目を終えて首位に立ったが、自力で勝る中国とロシアが後半に猛追。前回と同じ銅メダルに終わり、日本の復権は次に持ち越された。

 序盤は上々の試合運びだった。落下のリスクのある出だしのあん馬を乗り切り、つり輪は神本が14・766を稼ぐなど予選よりチーム得点を1点以上引き上げた。跳馬は左足首を痛めている谷川航が、Dスコア(演技価値点)5・6の難技「ブラニク」を成功。ただ一人6種目を戦った萱も安定した演技を貫いたが、5種目目の平行棒などで圧倒的な力を見せた2強との差は埋まらなかった。

 来夏の東京五輪を見据え、挑戦をテーマに臨んだ世界選手権だった。技の難度を上げるには相当の時間がかかり、今回の結果を受けて上げようと思っても、五輪には間に合わない。「今年は無理をしても、上げた構成をできる実力をつける」。水鳥寿思監督はことあるごとに、技の底上げを選手たちに求めてきた。

 萱は6種目の合計Dスコアを、前回大会の35・2から35・8までアップ。全日本選手権覇者の谷川翔が不完全な鉄棒のカッシーナや跳馬のロペスに挑んだのも、五輪を見据えてのことだった。

 五輪と世界選手権で頂点を経験している内村航平(リンガーハット)も白井健三(日体大大学院)も、けがなどで代表に入らなかった今大会。新しい顔触れが世界との距離を痛感し、東京に向けた発奮材料を得た。 (シュツットガルト・佐藤航)

跳馬の演技を終えガッツポーズする橋本大輝

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