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【スポーツ】

<ラグビーW杯>イングランド、王者NZ 4強進出

 W杯日本大会第21日は19日、東京・味の素スタジアムなどで準々決勝2試合が行われ、3連覇を狙う世界ランキング1位のニュージーランドと、4大会ぶり2度目の優勝を狙う同3位のイングランドが4強入りした。両チームは準決勝(26日・日産スタジアム)で対戦する。

 ニュージーランドは世界4位のアイルランドから7トライを奪い、46−14で快勝した。SHのA・スミスが2トライを挙げるなど前半を22−0で折り返すと、後半も攻撃の手を緩めず攻守に圧倒した。

 イングランドは世界6位で前回準優勝のオーストラリアを40−16で下し、2007年以来となる3大会ぶりの4強入り。前半で17−9とリードし、後半早々に1点差まで詰め寄られたが、すぐにトライを追加。SOファレルのPGなどで突き放した。(世界ランキングは14日付)

◇イングランド40−16オーストラリア

 準々決勝のために用意したプレーで、イングランドが失いかけた流れを取り戻した。3点を追う前半18分、WTBワトソンが右のサイドライン際で大きく前進。倒されると一転して球を大きく左へ展開した。逆サイドに振られたオーストラリアの守備はついてこられない。フランカーのカリーからパスを受けたWTBメイが、余裕を持ってインゴール左隅に飛び込んだ。

 「オーストラリアにはあのプレーがいいと思った」とワイズマンテル・アシスタントコーチ。相手を分析して磨き上げたプレーがずばりとはまれば勢いが出る。3分後には今大会初先発のCTBスレードが相手のパスを奪ってメイのトライにつなげるなど、前半で主導権を握った。

 決勝トーナメントを前に、ジョーンズ監督は「侍のスピリットを持て」と選手を鼓舞した。「負けたら終わり。そういう気持ちで、という意味だと思う」とSHヤングズ。一発勝負にかける集中力は、大事な場面ほど際立った。

 SOファレル主将はコンバージョンとPGを4本ずつ、すべて成功させた。前半は一進一退だったスクラムでは、後半11分に相手の反則を誘ってPGにつなげた。「まだ改善できるのはわれわれにとっていいニュース」とジョーンズ監督。準決勝へ、さらに完成度を高めて臨む。 (海老名徳馬)

◇ニュージーランド46−14アイルランド

ニュージーランド−アイルランド 前半、トライを決め雄たけびを上げるニュージーランドのA・スミス=味の素スタジアムで

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 優勝候補同士の対決で、好ゲームが展開されるはずだった。だが王者ニュージーランドには隙がなかった。「前半で流れが決まった。規律を守ってプレッシャーを与えられた」とナンバー8のリード主将は胸を張った。

 圧巻だったのは前半20分のトライにつながったパス回し。右サイドのスクラムからボールをバックスに展開。CTBグッドヒュー、WTBリース、ブリッジへと左サイドにボールを送り、敵陣深くまで突破。最後はSHのA・スミスがインゴールに飛び込んでリードを広げた。

 ボール保持率は50%ずつと対等だが、149ものタックルを浴びせ、失敗数は相手より18も少ない11。モールを組むなどFW陣による力勝負にこだわるのかと思いきや、ときに相手の意表を突くキックパスでピッチを大きく使い、翻弄(ほんろう)した。

 前半だけで三つのトライを重ねて22−0で折り返し、さらに4トライ。アイルランドを応援するファンの歌声は、時間がたつにつれて聞こえなくなり、敵将も「息つく暇さえなかった」と波状攻撃に脱帽するしかなかった。

 3連覇に向け、チームも勢いが増す。次はジョーンズ監督率いるイングランドと戦うが、ハンセン監督は「準決勝の話をする夜ではない」。勝利の余韻に浸った。 (禰宜田功)

★日本、過去最高更新で6位

 W杯日本大会で初の8強入りを果たした日本が19日、世界ランキング7位から過去最高を更新する6位に浮上した。日本はこの日試合がなかったが、6位だったオーストラリアが準々決勝でイングランドに敗れて7位に後退し、日本が入れ替わった。19日の準々決勝でアイルランドに快勝したニュージーランドは1位のまま。イングランドがウェールズと入れ替わり、3位から2位に上がった。

 

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