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【スポーツ】

19歳アマ古江 逆転V 自己流笑顔でプロ宣言

最終日、12番でティーショットを放つ古江彩佳。通算17アンダーで逆転優勝=東急セブンハンドレッドで

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 ◇富士通レディース最終日(20日・千葉県東急セブンハンドレッド=6675ヤード、パー72)

 19歳アマチュア、古江彩佳が1打差の2位から6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算17アンダーの199で逆転優勝した。

 女子ツアーのアマ優勝は2018年7月のクリスティン・ギルマン(米国)以来で史上7人目。日本人では16年に17歳で勝った畑岡奈紗以来。

 2打差の2位は稲見萌寧と前日首位の三ケ島かなで、賞金1080万円ずつを獲得した。高橋彩華が通算13アンダーで4位。昨年優勝の成田美寿々は17位だった。

   ◇

 派手なガッツポーズはなかった。古江の快挙は3日間、54ホール目で初めてとなる18番のボギーパットで完結した。帽子に手をやり、ギャラリーに一礼。アマチュアらしい、初々しいしぐさだった。

 11月のプロテスト合格を目指していた。「絶対通らなければいけないプロテストより、今回の方が楽だったかも」。6月には最終日を首位で出たが、ツアー優勝を逃した。その経験から「逃げずに」シンプルに攻めた。

 得意のドライバーでフェアウエーをキープ。2番で10メートルのバーディーパットを沈め、2オンした7番(パー5)で首位に並んだ。「安心せず離す」。後半、4バーディーを加えて18番を3打リードで迎えた。初めて「優勝できるかな」と意識した。

 会社員の父に教わりながら自己流で鍛えてきた。飛躍のきっかけは高校2年だった2年前。ナショナルチーム入りしてヤーデージブックの活用法を教わり、ショットの落としどころやグリーンの傾斜を綿密に書き込んでマネジメントが向上した。今回も実戦のピン位置を練習で想定してプロたちに挑んだ。

 前夜は験を担いでヒレカツを食べ、朝は母から「自分で自分の夢をつかんでね」と送り出された。最高の結果で応え、笑顔で「プロ宣言します」。夢は賞金女王。「ジュニアから憧れられる選手」が目標だ。強気だが、両親への感謝を口にするとき涙がこぼれた。

 

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